親の雑誌ブログ

徹底比較 自分史VS親史(親の雑誌)

自分史VS親の雑誌

親のための自分史作成サービス「親の雑誌」編集長の早川次郎です。「親の雑誌」を作って感じること、自分史作成から見えてくる家族関係なんかをお伝えしていきます。今回のテーマは、多くの方から質問が寄せられる、自分史と親の雑誌(親史)との違いは何か?です。

そもそも「自分史」ってどんなもの?

自分史とは、「自分自身の生涯あるいは半生の出来事を文章化したもの」。自叙伝や自伝が成功を収めた個人の生涯や実績を記録するものであるのに対し、自分史は一般の人が自分自身の生涯をつづるものです。

1975年に発行された『ある昭和史―自分史の試み』(中央公論社)で、歴史家の色川大吉氏がその意義を提唱した概念とも言われているそうです。1980年代以降の自費出版が流行り出したのと合わせて自分史も広がっていき、今では出版社や新聞社などが自分史作成をサービスとして提供しています。弊社も提携している朝日新聞社の「朝日自分史」なんかは知っている人も多いのではないでしょうか。

最近では、終活ブームに合わせて、自分史書き方講座があったり、自分史表彰制度があったり…。自分史は少しずつ盛り上がってきているようです。

親のための自分史「親の雑誌」(親史)はどんなもの?

自分史は一般の人が作成するものとはいえ、まだまだ広く多くの方が作成するものにはなっていない印象です。それは、お金が高く期間もかかるため、なかなか気軽にはやりにくいからではないでしょうか。

そうした中で、一般の人の生涯をまとめるという点では同じではあるものの、まったく別のサービスとして生み出されたのが、弊社が提供する、親のための自分史作成サービス「親の雑誌」、親史です。2015年5月に産声を上げ、現在まで600人以上の方の人生の雑誌が完成しています。自分史は自分自身で申し込んで作りますが、親史(親の雑誌)は子どもや孫、近しい人からプレゼントするものです。安価で気軽に作りやすいため、米寿や喜寿などの長寿祝や退任退職祝い、父の日、母の日などのプレゼントとして活用いただいています。

自分史と親史(親の雑誌)の違い

自分史と親史の違いは、冊数、価格、仕様、方法、文量、申込など様々です

 自分史と親史の違いは、申し込みする人、金額、仕様、冊数、作成方法、文章量など様々です(表参照)が、共通して言えるのは「気軽さ」です。

自分史はハードカバーで文章量も多く、割ときっちりと本格的に作るので、ある種の〝気合い〟が必要です。しっかりした本なので、読む側もそれなりにきちんと読まなければなりません。そうです、少しハードルが高めなのです。

一方で親史(親の雑誌)はページ数も文章量も少なめで、写真も多く、「ちょっと作ってみようかな」くらいの気持ちで作れます。雑誌形式で読みやすいため、読む側も〝気軽〟な気持ちで読めます。簡単に言うと本格派とカジュアル派の違いというところでしょうか。どっちもいいけど、お金も気軽さも違うんですね。

その違いは大きく分けると以下の3つになります。

1 自分史:自分で書く VS 親史:自分で話す

2 自分史:ハードカバーの本 VS 親史:A4版の雑誌

3 自分史:本人が申し込み VS 親史:家族が申し込み

 

自分史VS親史 その1 自分で書くVS自分で話す

自分史は自分で書く、親史は自分で話すのが特徴です

一般的に自分史は、自分で書いたものを本にします。ある程度まとまったものを書こうという気持ちにもなるため、かなりの文章量になります。「自分史も書いてたんだけど、途中で頓挫してしまってね」という声もちらほらと耳にします。一方で親史は、その方の人生をインタビューでお聞きします。話すだけでいいので、はっきり言ってらくちんです。後で原稿の確認と加筆修正ができるものの、イチから自分で書くのと比べると作業時間は雲泥の差です。  

そもそも、人は書くより話すのがうまいんです。日々の生活でも「話す」ほうが「書く」よりも圧倒的に多い、つまり人は話すことのほうが慣れています。(詳しくは、こころみ社長によるブログ:「人は書くより話すのがうまい」参照)  

もうひとつ言えるのは、自分で書くとどうしても事実や出来事の羅列になりがちです。たとえば転勤を繰り返した人であれば、

「○歳のときに○○支店に転勤。そのときの上司は○○と○○で、私は課長だった。取引先は○○や○○で、営業成績は~で、○年には対前年比○%を達成した。次に異動した支店は、、、」

のように、ひたすら仕事の事実の羅列が続くのでちょっと読むのに飽き飽きしそうですね。 親史はインタビューで聞いていくので、事実よりもお気持ちを表す言葉が自然に増えていきますし、そんな聞き方をしていきます。だから出来上がった文章には、その人の思いやその人らしさがあふれています。先ほどの例で言えば、

「転勤は何度も繰り返したけどね。特に印象に残ってるのは仙台支店にいったときです。子どもたちも小さかったので一緒に海に行って東北の自然を感じられたし、いいメンバーに恵まれたので仕事も充実してたんですよね。」

のような文章になり、読みやすいですよね。 自分の親が何の職業だったのかを知らない人はほとんどいないと思います。でも、自分の親がその仕事にどんな思いを持ってたのかを知ってる人は少ないのではないでしょうか? 親史では、そんな親御さんのお気持を多く残せるのです。

自分史VS親史 その2 ハードカバーの本 VS A4版の雑誌

自分史ははd-カバーの本なので書斎のキャビネットに、親史はA4版の雑誌なのでリビングのマガジンラックに

自分史はハードカバーの本にするケースが多く、しっかりとしたものが出来上がります。格調高く、立派なものなので、どうしてもキャビネットにしまいがち。読むときも自分一人で、1ページ目からちゃんと読んでいくイメージですね。

一方で親史はA4版の雑誌タイプ。あるお客様は「リビングのマガジンラックに置いておいて、人が来たときにさっと見せるんです」とコメントしてました。一緒に見たり、気になるところから読み始めたり、人に見せたりしやすく、まさに〝気軽〟な雑誌として使っていただいています。 雑誌なので文章量がちょうどよく、写真もいっしょに入って読みやすい、そんなところも親史(親の雑誌)の特徴です。

自分史VS親史 その3 本人が申し込み VS 家族が申し込み

自分史は自分で申し込みをしますが、親史は家族が申し込みます

自分史はその名の通り、自分の歴史を綴るものなので、通常は本人が申し込みます。仕事や趣味をがんばってきた人や、功績がある方など、自ら作成を考える人は一定数いるでしょう。ただ、「わたしなんて平凡な人生だから」とか「本に残すほどの話はない」という方が圧倒的に多いのではないでしょうか。自分史を自ら書いて作成するのは、やっぱり少しハードルが高い。

一方で、親史(親の雑誌)は、子どもが親のために申し込む形です。プレゼントされると受け入れやすいし、「おばあちゃんの話を孫が大きくなったときに読ませたいんだ」なんて言われると、照れながらもやってみようかなという気になるもの。自分のために作るのは抵抗を感じても、家族のためにと思うとやりやすいんですね。

 

自分史と親史(親の雑誌)の違い、いかがでしたでしょうか。どちらも後世に思いを残すということでは同じです。本人が申し込むのか、家族がプレゼントで申し込むのかにもよりますし、目的や予算、そしてお好みで選んでみてください。

親の雑誌編集長 早川次郎

投稿日:2018年07月11日