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親の雑誌ブログ

終活は親子で取り組む時代へ。自分史作成で思い出の写真をスッキリ整理整頓 ~鎌倉新書「親の終活に関する意識調査」より~

カテゴリー:ブログ

投稿日:2019年01月16日(最終更新:2021年04月09)

自分史作成サービス「親の雑誌」では、お客様にお生まれのころから、今に至るまでの写真をお選びいただき、その写真をお話に合わてレイアウトして雑誌に掲載します。親御さんの誕生時や幼少の頃、学生時代の活躍の様子や結婚式、お子様やお孫さん、ご親族との集合写真や旅行の思い出など、どのお客様も素敵な写真をご用意くださり、写真を見ながらお話を聞くのも取材時の楽しみの1つとなっています。

一方で、ほとんどのお客様が「写真がたくさんあって選ぶのが大変だった」「親の家と自分やきょうだいの家と、あちこちに写真があって選びきれない」と言われます。また、「自分史制作をきっかけに写真の整理ができた」「自分史用の写真選びをきっかけに、親子で思い出を振り返るひと時を持てた」といったお声を寄せていただくこともあり、私たちもうれしい気持ちになります。

これに関連して、今回は、終活関連サービスを提供する株式会社鎌倉新書が2018年10月に実施した「親の終活に関する意識調査」の内容をご紹介します。この調査は、実親(片親または両親)がご存命の40歳以上の男女548人を対象に、親の「死」や「終活」への意識について聞いています。

親の終活は「親から相談してほしい」と回答する子どもが約7割、「自分から親に相談したい」の約2倍に

「親の人生の終わりに向けた準備」について、「親から相談してほしいと思うか」と聞いたところ、「そう思う」(30.1%)、「ややそう思う」(41.6%)と回答した人が約7割となりました。一方で、「自分から親に相談したいと思うか」という質問には、「そう思う」(8.6%)、「ややそう思う」(27.4%)が合計36.0%と、「親から相談してほしい」人が多数派であることが分かりました。この結果からは、「親の終活について子どもからは話を切り出しづらいが、親から相談されたら一緒に取り組みたい」という子どもの思いがくみ取れます。

終活の相談について
(親の人生の終わりに向けた準備について、どのように感じますか?)

親の終活について、約9割が「一緒に取り組んでおかないと困ることがある」とする一方で、行動に移せていない人が半数以上

次に「親の終活に関して一緒に取り組んでおかないと困ることはありますか?」という質問には、9割以上が「はい」と回答。しかしながら、「取り組んでおかないと困ることがある」と回答した人に「実際に一緒に考えているものや取り組んでいるものはあるか」を尋ねたところ、55.6%が「いいえ(考えている・取り組んでいることはない)」と回答しています。ほどんどの人が親の終活の必要性を感じながらも、そのうち半数以上の人は行動に移せていないという実態がうかがえます。

終活の割合
(親の終活に関して一緒に取り組んでおかないと困ることはありますか?)

一緒に取り組んでおかないと困ること、1位は「持ち物の整理」

最後に、親の終活について「一緒に取り組んでおかないと困る」「一緒に取り組みたい」「一緒に取り組んでいる」ことを複数回答で聞きました。「一緒に取り組んでおかないと困る」ことは、1位「持ち物の整理」(50.2%)、2位「財産の整理」(45.3%)、3位「お葬式」(43.4%)。「一緒に取り組みたい」ことは、1位「介護」(75.9%)、2位「お葬式」(72.4%)、3位「終末医療」(72.3%)。「一緒に取り組んでいる」ことは1位「なし」(47.4%)、2位「持ち物の整理」(17.9%)、3位「お墓」(17.2%)という結果でした。

親の終活ランキング
(親の終活について取り組んでおかないと困ること・取り組みたいこと)

今回の調査結果について、鎌倉新書では以下のように見ています。

「迷惑をかけたくないから終活を切り出せない」親と「自分からは切り出しづらいが、相談してほしい」子どもで、親子が双方を思いやるが故に、必要性を感じているものの、終活について親子間で話せていない、一緒に取り組めてないと推測できます。(引用)

ご近所関係や親戚関係など人と人とのつながりが希薄化する中、葬送業界では、「家から個へ」在り方が変化しています。しかし、終活においては、親の「これから」について親子で対話し、一緒に終活に取り組んでいくことで、親子の絆を強め、今後の人生をより充実させることができるのではないかと考えます。(引用)

冒頭でもお伝えしたとおり、自分史作成サービス「親の雑誌」では、雑誌掲載用の写真を親子でお選びいただくことをお願いしています。親と子が互いを思いやるがゆえに切り出しづらいのが終活の話題のようですが、「自分史を作る」という楽しい目的をきっかけに、親子で一緒に写真や思い出の整理に取り組まれてはいかがでしょうか。「親の雑誌」では、準備の段階から楽しんでいただけるように、事前準備のご案内のための資料をお渡ししております。それをご覧になりながら、写真などのご準備をください。なぜ、多くのお客様に取材だけではなく準備も含めて、自分史作りのすべてのプロセスが楽しかったと仰っていただけるのか、実感いただけると思います。

「親の雑誌」のコンセプトは「子が親に贈る自分史作成」です。雑誌制作のプロセスを通じて、親御さんの大切な人生の思い出を共有し、雑誌という形にまとめることをお勧めいたします。

親の雑誌の制作では、お客様と担当者がいつでもご相談できる体制を整えております。そのためご準備の段階からお気軽にご相談をいただけたらと思います。今まで700名近くの自分史を作ってきた経験を通して、お客様に最適な進め方を検討したうえで、ご案内をさせていただきたいと考えております。

親の雑誌編集長 井戸洋希

自分史コンシェルジュ井戸の写真