親御さんが集めた「コレクション」の物語—趣味に込めた人生を記録に残しませんか?
カテゴリー:ブログ
投稿日:2025年12月02日(最終更新:2025年12月02)

棚の奥に大切にしまわれた切手帳、引き出しの中に眠る古銭コレクション、書斎を埋め尽くすレコードの数々……。親御さんの家を訪れると、何十年もかけて集められた「コレクション」を目にしたことはありませんか? 一見すると「ただのモノ」に見えるかもしれません。しかし、その一つひとつには、親御さん御さんが歩んできた人生の物語が詰まっています。なぜそれを集め始めたのか、どんな思いで探し続けたのか。そのストーリーを聞いたことはあるでしょうか? 今回は、御さん世代のコレクションに込められた意味と、それを自分史として記録に残す良さについてお伝えします。
なぜ御さん世代は「集める」のか?—昭和という時代背景
昭和30年代から50年代にかけて、日本は高度経済成長期を迎えました。戦後の貧しさから抜け出し、人々の生活に少しずつ余裕が生まれた時代。テレビや冷蔵庫、洗濯機といった「三種の神器」が家庭に普及し始め、娯楽や趣味を楽しむ文化が広がっていきました。切手収集ブームは1960~70年代に最盛期を迎え、記念切手が発行されるたびに郵便局に行列ができました。海外との文通が流行し、遠い国から届いた美しい切手は、まだ見ぬ世界への憧れそのものでした。レコードは音楽を楽しむための唯一の手段であり、お小遣いをためて買った1枚のレコードを擦り切れるまで聴いた思い出を持つ方も多いでしょう。ジャケットのデザインや歌詞カードまでが大切な宝物でした。古銭や骨董品のコレクションは、歴史への興味や「本物」を見極める目を養う趣味として、知的好奇心の高い方々に愛されてきました。このように、御さん世代のコレクションは、単なる「モノ集め」ではなく、その時代の空気や、人生のある時期の情熱、そして夢が詰まった「人生の記録」なのです。
コレクションを通じて見えてくる親御さんの価値観と人間性
親御さんのコレクションを見せてもらうと、意外な一面を発見することがあります。普段は寡黙で仕事一筋だった父が、実はジャズレコードの熱心なコレクターで、アーティストの来日公演に足を運んでいた話。几帳面な性格の母が、美しい柄の古い絵葉書を丁寧にファイリングし、一枚一枚に思い出のエピソードを書き込んでいたこと。コレクションは、親御さんの人間性を表します。何を選び、どう整理し、どれほど大切にしてきたか。その姿勢から、親御さん御さんがどんな価値観を持ち、何に心を動かされる人だったのかが見えてきます。
また、コレクションには時間の積み重ねがあります。何十年もかけて少しずつ集めたものは、単なる趣味を超えて、人生の一部となっています。その継続力、探求心、そして情熱は、子どもや孫に伝えるべき大切なメッセージではないでしょうか。
「いつか処分する時」が来る前に—記録の大切さ
遺品整理の現場では、故人が大切にしていたコレクションの取り扱いに悩むご家族が非常に多いのが現実です。「父が大切にしていたから捨てにくい」「価値が分からない」「誰かに譲りたいけど、欲しい人はいるのかな…」。コレクションは、本人にとっては宝物でも、家族にとっては「価値が分からないモノ」になってしまうことがあります。切手や古銭は買取業者に査定してもらうこともできますが、思い出の詰まったアイテムを金額だけで判断するのは、どこか寂しい気持ちになるものです。だからこそ、親御さんが元気なうちに、コレクションの「物語」を聞いておくことが大切なのです。
– なぜそれを集め始めたのか
– 一番思い入れのあるアイテムはどれか
– 集めている時の楽しみや苦労
– コレクションを通じて出会った人々
– これからどうしていきたいか
これらの話を記録に残すことで、コレクションは単なる「モノ」から、親御さんの人生そのものを語る「ストーリー」へと変わります。
『親の雑誌』でコレクションへの想いを残す
自分史制作サービス『親の雑誌』では、親御さんのコレクションへの想いも記録に残すことができます。以下のような方法で、コレクションの物語を形にしてみませんか?
1. 「なぜ集めたか」のストーリーを語る
取材の際に、コレクションを始めたきっかけや、印象的なエピソードを丁寧にヒアリングします。
2. コレクション仲間との思い出も掲載
コレクションを通じて知り合った友人や、一緒に展示会に行った仲間とのエピソードも貴重な記録です。
3. 「未来へのメッセージ」を添える
このコレクションを今後どうしてほしいか、家族へのメッセージを残しておくことで、遺品整理の際に家族が迷うことがなくなります。
4. コレクション特集ページを作る(オプションにて承ります)
『親の雑誌』の中に「私のコレクション」という特集ページを設けて、写真とエピソードをまとめます。
処分を決める前に記録する
もちろん、すべてのコレクションを永遠に保管し続けることは現実的ではありません。いつかは手放す時が来るかもしれません。ですが、処分する前に記録を残してみてはいかがでしょう。写真に撮り、エピソードを聞き、形に残す。そうすることで、たとえ物理的にはコレクションを手放したとしても、親御さんの想いは残すことができます。お子さんやお孫さんが「おじいちゃんはこんなものを集めていたんだ」「こんな熱い思いがあったんだね」と知ることで、世代を超えたコミュニケーションも生まれます。親御さんの人間性をより深く理解するきっかけにもなるでしょう。

まとめ:コレクションは人生の勲章
親御さんが集めたコレクションは、ただのモノではありません。それは、親御さんが生きてきた時代の証であり、情熱を注いだ対象であり、人生を豊かにしてくれた宝物です。今、親御さんが元気なうちに、そのコレクションの物語を聞いてみませんか?そして、自分史という形で記録に残してみませんか? 『親の雑誌』では、親御さんの人生を丁寧に取材し、一冊の雑誌に仕上げます。
『親の雑誌 電子版』の紹介

『親の雑誌 電子版』は、家族のための自分史作成サービス『親の雑誌』から生まれた、人々の人生を綴ったデジタルメディアです。
『親の雑誌』を作成した方々の人生を、親御様の生きてきた人生の価値を、離れて暮らす家族や親せき、友人と共有することができるだけでなく、さらに、いろいろな方に読んでいただけるよう掲載しています。 全ての人にはかけがえのない価値があり、その人が歩んできた人生は、たくさんの出会いで誰かの人生とつながり、この時代を織りなしています。
お一人お一人が生きてきた人生に、ぜひふれてみてください。