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地域包括支援センターとは?|役割・事業内容・活用方法を解説

カテゴリー:ブログ

投稿日:2025年06月10日(最終更新:2025年06月10)

「地域包括支援センター」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。ざっくり言うと、高齢者や高齢の親を持つ子どもをサポートしてくれるところです。ですが、具体的な役割や事業内容や「どんなときに相談すればいいの?」といったことはご存じない方も多いかもしれません。今回は、地域包括支援センターの事業内容や特徴、活用方法などを解説します。

目次

 

地域包括支援センターとは?

地域包括支援センターは、2006年に介護保険制度の一環として全国の市区町村に設置されました。その地域に住む高齢者やそのご家族のための総合相談窓口です。「介護・福祉・健康・医療などの課題に対応してくれる場所」と考えると分かりやすいと思います。

何歳から利用可能なの?

地域包括支援センターは、65歳以上の高齢者が利用できます。また、40~64歳でも特定疾病によって心身の機能が衰えた場合は、要介護認定の申請のため、地域包括支援センターで手続きを行うことになります。

どこに連絡すればいいの?

地域包括支援センターは市区町村に設置されていますが、利用できるのは高齢者本人が居住している地域のセンターに限られます。離れて暮らす親御さんのことを相談したい場合は、親御さんの居住自治体のホームページで確認したり、役所に電話して住所を伝え、担当センターを教えてもらいましょう。

主な役割と事業内容

1.総合相談支援事業
2.権利擁護事業
3.第一号介護予防支援事業(介護予防ケアマネジメント)
4.包括的継続的ケアマネジメント支援事業

1.総合相談支援事業

介護に関する悩み、認知症への対応、医療や福祉のサービスについてなど、高齢者やその家族が抱える生活上の困りごとに対応します。たとえば「最近、親の物忘れが増えて心配」「介護サービスを利用するにはどうしたらよい?」といった悩みも気軽に相談できます。

2.権利擁護事業

高齢者の権利を守るサポートも重要な役割の一つです。悪質な訪問販売や消費者被害、虐待、財産管理に関するトラブルなどの相談を受け、必要に応じて関係機関と連携して対応します。成年後見制度の利用もこれに含まれます。

3.第一号介護予防支援事業(介護予防ケアマネジメント)

要支援認定された方や、介護が必要になる可能性のある高齢者に対し、介護予防サービスのプラン作成や利用調整を行います。介護保険の申請やサービス利用に関する初歩的な相談も、ここで受け付けています。

4.包括的・継続的ケアマネジメント支援事業

医療・介護・福祉の関係機関と連携し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、支援体制の構築や調整を担っています。

地域包括支援センターのスタッフ構成

センターには専門性の高いスタッフが配置され、それぞれの知識や経験を活かして利用者をサポートしています。

  • 保健師または看護師:健康相談や医療機関との連携、介護予防のアドバイスなどを担当します。
  • 社会福祉士:権利擁護や福祉サービスの利用支援、生活全般に関する相談に対応します。
  • 主任介護支援専門員(ケアマネジャー):介護サービス利用に関する相談や、ケアプラン作成の指導・支援を行います。

この3職種がチームとなり、必要に応じて地域の医療機関や行政と協力しながら支援を行います。

どんな時に相談できる? 主な相談事例

「どんな悩みなら相談していいの?」と迷う方のために、主な相談事例をまとめました。
・最近、親が物忘れをするようになったが、認知症なのか心配
・一人暮らしの高齢の親が、近所でトラブルを起こしている
・介護サービスの利用手続きが分からない
・家族が退院するが、在宅介護ができるか不安
・悪質な訪問販売に困っている、虐待が疑われる
・親の介護で疲れてしまった。誰かに相談したい

このような悩みは地域包括支援センターに相談できます。相談は無料で、秘密も守られます。

活用方法とポイント

  • 早めに相談:少しでも不安に感じることがあれば、深刻なトラブルになる前に相談しましょう。
  • 相談内容が漠然としていても大丈夫:スタッフが話を聞きながら一緒に課題を整理し、必要な支援につなげてくれます。
  • 地域に根ざした支援:地域のネットワークを活用し、行政・医療・福祉・ボランティアなど幅広い連携による支援を受けられます。

 

まとめ:地域包括支援センターは「地域の頼れる相談窓口」

地域包括支援センターは、高齢者とその家族を支える「地域の総合相談窓口」です。身近な場所にあるからこそ、気軽に相談できるのが大きなメリットです。「困ったときは早めに相談する」ことが、ご本人やご家族の安心につながります。地域包括支援センターの存在を知っておくだけでも、いざというときに頼れる選択肢が増えるはずです。

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