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親の雑誌ブログ

その日本語、間違って使っていませんか?意味を ”間違いやすい日本語”10選をランキングで紹介

カテゴリー:ブログ

投稿日:2022年04月20日(最終更新:2022年06月21)

意味を”間違いやすい日本語”10選

意味を”間違いやすい日本語”マルバツはてなマーク

日本語には、間違いやすい熟語や慣用句がたくさんあります。
普段、間違いに気付かないまま使ったり聞いたりしている言葉や、いざという時にどっちが正しいか分からない言い方、よくありますね。

『親の雑誌』の取材を通じていろいろな格言や、言い回しをお伺いすることがあります。
社内でその言葉の意味を確認する度に、日本語の難しさを実感しています。

そこで今回は、

”間違いやすい日本語”10選

をランキング形式で紹介します。

人前で間違ったまま使ってしまって恥ずかしい思いをしたり、指摘されずに正しい使い方を知らないままになっていたりということがあるかもしれません。
日常で使っている言葉を間違えて覚えていないか、確認してみましょう!

 

意味を”間違いやすい日本語”10選


  1.  10位 世間ずれ(せけんずれ)
  2.  9位  敷居が高い(しきいがたかい)
  3.  8位  役不足(やくぶそく)
  4.  7位  琴線に触れる(きんせんにふれる)
  5.  6位  触りだけ聞かせる(さわりだけきかせる)
  6.  5位  失笑する(しっしょうする)
  7.  4位  他山の石(たざんのいし)
  8.  3位  破天荒(はてんこう)
  9.  2位  確信犯(かくしんはん)
  10.  1位  姑息(こそく)
  11. (掲載した正解率は文化庁のウェブサイトを参照しています)


       

      10位 世間ずれ(せけんずれ)

      正解率 51.4%

    1. X 世の中の考えから外れている
    2. 〇 実社会でもまれ、ずる賢さを身につけていること

      【由来】
      「世間ずれ」は正しい漢字で書くと「世間擦れ」です。「擦れる(すれる)」は、物と物がこすれて痛んだり減ったりするという意味があります。そこから、世間でさまざまな経験をするうちに当初の純粋な気持ちがなくなり「世間にもまれてずる賢くなる」ことをいいます。

      【例文】
      すっかり世間ずれした今の自分からすると、若いころの自分はとても純粋だった。

       

      9位 敷居が高い(しきいがたかい)

      正解率 42.1%

    3. X 高級過ぎたり、上品過ぎたりして、その店や家に入りにくいこと
    4. 〇 不義理をしたり長い間音信不通だったりして、その家に行きにくいこと

      【由来】
      「敷居」とは門や玄関の内外を仕切る戸を開け閉めするために敷いた横木のことで、家の作りにもよりますが、高さは数cmから10cm程度です。よって、実際に敷居が高くて入りにくいわけではなく、心理的に入りにくさ感じるという比喩表現です。

      【例文】
      実家に全く連絡していなかったから、今年のお盆の帰省はなんだか敷居が高いなあ。

       

      8位 役不足(やくぶそく)

      正解率 40.3%

    5. X 本人の力量に対して役目が重すぎること
    6. 〇 本人の力量に対して役目が軽すぎること

      【由来】
      「役不足」はもともと歌舞伎などの演劇から生まれた言葉です。演ずる俳優が自分の能力や人気と比較して低い役を与えられて不満を感じている状況を意味しています。そこから、本人の実力にふさわしくない軽い仕事や役割のことを意味する言葉になりました。

      【例文】
      大御所の俳優をこんな脇役で使うなんて、役不足だ。

       

      7位 琴線に触れる(きんせんにふれる)

      正解率 37.8%

    7. X 怒りを買ってしまうこと
    8. 〇 感動や共鳴を与えること

      【由来】
      「琴線に触れる」は、中国の周の時代に書かれた故事に由来していると言われています。伯牙という琴の名手には親友がいました。その親友は伯牙が奏でる琴の音を聞いただけでその心情を理解したことから、心の底から共鳴し感動する様子を琴線に触れると言うようになりました。

      【例文】
      著者の壮絶な半生を書き記したその自分史は、読者の心の琴線に触れた。

       

      6位 触りだけ聞かせる(さわりだけきかせる)

      正解率 35.1%

    9. X 話などの最初の部分のこと
    10. 〇 話などの要点のこと

      【由来】
      「触り/さわり」は、浄瑠璃の流派の一つである義太夫節に由来する言葉で、最大の聞かせどころ、聞きどころとされている箇所を指した言葉でした。それが転じて、音楽や物語の最も感動的な部分、話や文章の要点などという意味で使われています。

      【例文】
      時間の都合もあるし、話のさわりの部分だけ聞かせてよ。

       

      5位 失笑する(しっしょうする)

      正解率 27.7%

    11. X 笑いも出ないほど呆れて相手を小馬鹿にすること
    12. 〇 おかしさに堪えきれず吹き出して笑うこと

      【由来】
      「失笑」の「失」には、中に抑え込んでおくべきものを抑え切れずに、またはうっかり外へ出してしまうという意味があります。このことから、そのつもりはないのについ笑ってしまったり、笑うべきでない場面で思わず笑ってしまったりすることを「失笑」と言います。

      【例文】
      授業中に前の人のお腹が鳴り、失笑した。

       

      4位 他山の石(たざんのいし)

      正解率 26.8%

    13. X 他人のよい部分を参考にする
    14. 〇 他人の誤りを参考にする

      【由来】
      「他山の石」は、中国最古の詩集「詩経」に由来する言葉です。「他の山から採掘した質の悪い石であっても、碇石に使えば自分の玉を磨くことができる」ことから「他人のつまらない言行も自分の人格を育てる助けとなる」という意味で使われてきました。

      【例文】
      人の間違った敬語の使い方を他山の石として、自身の言葉遣いを見直してみる。

       

      いよいよ、意味を”間違いやすい日本語”トップ3は・・・!?

      3位 破天荒(はてんこう)

      正解率 16.9%

    15. X 豪快、無茶、大胆、荒っぽいことをする
    16. 〇 前人未到の偉業を成し遂げる

      【由来】
      中国、唐の時代に荊州という場所がありました。この場所には高等官吏資格試験の合格者が百年以上もいなかったので「天荒(未開の荒地)」と呼ばれていました。しかし、ついに初めての合格者が現れ「天荒を破った」、つまり「破天荒」と賞され「誰もできなかったことを初めて成し遂げる」という意味で「破天荒」という言葉が使われてきました。

      【例文】
      あの陸上選手はいろいろな世界記録を塗り替えた破天荒な人物です。

       

      2位 確信犯(かくしんはん)

      正解率 16.4%

    17. X 悪いことであるとわかっていながら故意に行う犯罪
    18. 〇 信念に基づいて正しいと信じてなされる犯罪行為

      【由来】
      「確信犯」とは、もともとはドイツの刑法学者の提唱による法律用語で「自分の行いが正しいという信念に基づいて行わる犯罪行為」のことです。法律では悪いことだとされていても、道徳や宗教、政治などの信念や価値観から判断して「善行だと確信できることを遂行」することから、「確信犯」と名付けられました。

      【例文】
      彼女が政治犯の亡命を助けたのは確信犯だったそうです。

       

      1位 姑息(こそく)

      正解率 15.0%

    19. X 卑怯(ひきょう)
    20. 〇 その場しのぎ、一時的な間に合わせの対応

      【由来】
      「姑」には「しばらく」、「息」には「休む」という意味があります。これらを合わせて「しばらくの間休む」というところから、根本的に解決するのではなく「一時の間に合わせ」「その場しのぎ」といった意味になったそうです。

      【例文】
      仕事中なのに眠い。コーヒーを飲むという姑息な手段を取ろう。

       

      もっと意味を”間違いやすい日本語”を知りたい方に

      さらに詳しく知りたい方は、文化庁のウェブサイト「言葉のQ&A」をご覧ください。

       

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