『親の雑誌』ご利用者様に制作のきっかけから制作後のお気持ちまでを伺いました
カテゴリー:ブログ
投稿日:2021年11月04日(最終更新:2021年11月04)
親のために贈る自分史『親の雑誌』は、お申し込みから完成、お披露目までの過程を、ご家族ご一緒に楽しんでいただけるサービスです。今回は、ご利用者を対象に「制作のきっかけから制作後のお気持ちまでを伺う」アンケートを実施しました。集計結果といただいたご意見を紹介させていただきます。
【ご利用者の声抜粋】
・ インタビュー時、父が生き生き話している姿を見る事ができた。
・ 雑誌を見せることで父のことをいろいろな方に知ってもらえた。
・ 過去が整理できてスッキリ。お世話になった方がはっきりした。
・ 違う話を聴き出していただけたのはプロだと感じました。
みなさまのご回答を詳しくご紹介します
還暦や古稀、喜寿、米寿など、長寿の節目というのは親御様自身にとっても、ご家族にとっても大きなイベントです。このような長寿祝いのタイミングに親御様の自分史制作決めたご家族が多くいらっしゃいました。
また、「お父さん・お母さんの人生を家族の記念に残しておきたい」、「父の生き方を子供たちやその後の代にまで伝え残したい」、「親の人生をもっと知っておきたい」という想いをきっかけにお申し込みされたお客様もいらっしゃいます。
「親の雑誌」制作を通して、家族が集まり、つながりやコミュニケーションがより深まり、そして思い出に残る、そんな世界に1つだけの特別なプレゼントを家族から贈りたい、こんな温かい想いが共通する「きっかけ」のようです。
完成した「親の雑誌」はご家族やご親戚が一緒に思い出を振り返り楽しんでいただけるだけでなく、介護を受けている施設職員やヘルパーさん、取引会社やお世話になった人とののコミュニケーションにも使っていただいています。
⾃分史の制作を始めると、人生を語るという経験を通じていろいろ楽しさや想いと出会うことができます。
例えば、幼馴染との思い出を懐かしむ、家族に囲まれて育った記憶が蘇る、新しい自分を発見する、お世話になった人の顔が目に浮かぶ、まわりの人々へ感謝の気持ちが生まれる……など。
そんな想いをご家族、ご友人、そしてお世話になっている方々と分かち合えることも貴重な経験になっているようです。
「はい」と回答された人はどんなときに読み返しますか?
・父の事を思い出す時
・父が亡くなってから
・目についた時
・6月に母が亡くなり仏壇のそばに置いてあるので時々見て母を偲んでいる
・記憶確認
・たまにですが、母の人生に思いを馳せる時
・自分の生き方を見つめ直す時。満足して死ぬために残りの時間を有効に使いたい
「お父さん・お母さんの人生を家族の記念に残しておきたい」、「父の生き方を子供たちやその後の代にまで伝え残したい」そんな願いによって完成した「親の雑誌」を後世に残し、思いや考えを伝えられる。形となって残る「自分史」はかけがえのない家族の宝物になります。
「はい」と回答された方は、具体的にどんな変化がありましたか?
・インタビューの時、父が生き生きと話している姿を見る事ができて良かった。
・父について本当に知らなかったことをたくさん知ることができた。
・雑誌を見せることで、父のことをいろいろな方に知っていただくことができた。
・父は雑誌制作に心よく応じてくれて、自分史を残してくれた。感謝の気持ちでいっぱい。
・ひ孫も大きくなったらひいおじいちゃんのことを雑誌を通して知ることができる。
・改めて、作って良かった。両親が思っていた以上に喜んでくれたの。
・母が生きてきた証として残してあげられてよかった。
・過去が整理できてスッキリした。お世話になった方がはっきりわかって良かった(ご本人コメント)。
・母の人生を子孫にいい形で残せた。満足感。
・これまで知らなかった親の側面を知ることができた。
・親の偉大さがわかった。
・違う話を聴き出していただけたのはプロと感じました。
ある調査(*1)によると、子世代は、4人に3人は「親孝行したい」と答え、2人に1人は「親との時間をもっと作りたい」と願っているそうです。
そして離れて暮らす多くの子世代が長寿祝い、誕生日、母の日や父の日、金婚式や銀婚式、定年祝いなどに親孝行をしたいと考えています。
制作を通じて、生き生きとして人生を語っている様子を見ることができた、今まで知らなかった親の話を聞けた、親に感謝の気持ちでいっぱいになったという、お申込者様のご感想をたくさんいただきました。
*1 離れて暮らす大人の親子のコミュニケーション調査、パナソニック、2018年
「はい」と回答された方は、具体的にどんな変化があったか教えてください
・改めて苦労した時代のことなどを思い出して、母と色々話したようです。
・会話が増えた。
・嬉しそうにしていました。
・さらにいろいろな話をするようになりました。
・時々家に来た人に見せたりして、当時の写真をみながらに話がはずんだ。
・自分の人生が「親の雑誌」になって残せてよかったと思っているようだ。
・本の事は忘れているので、再読の機会があるとその度に自分の人生に思い至るようです。
親のために贈る自分史「親の雑誌」は、お申し込みから完成、お披露目までの過程を、ご家族一緒に楽しんでいただき、結果生まれる家族のコミュニケーションを大切に考えています。
自分の人生を語ることが楽しい、人生が形(自分史)になって誇らしい、親子のコミュニケーションが嬉しい・・・自分史制作体験は親御さんをよりいっそう元気にしてくれ、親御さんが「いつか言っておきたかったこと」を伝える、そんな機会を与えてくれます。
贈りたい気持ちこそがプレゼント
今回のアンケート結果から、「親の雑誌」を贈った方も贈られた親御さんも家族がつながりを実感し、喜びや感謝の気持ちを共にしてくださっていることがわかりました。
誕生日や長寿祝い、金婚式、銀婚式等の節目は人生で特別な贈り物をするのに絶好のタイミングですが、大切なのは、贈る「気持ち」なのかもしれません。贈りたいと思ったときが贈り時でもあると思います。家族のことを想う温かい気持ちを、「親の雑誌」に込めて贈ってみてはいかがでしょうか?