あなたは親のことをどれくらい知ってますか ?親に関する100の質問と親を知ることの意味
カテゴリー:ブログ
投稿日:2023年02月09日(最終更新:2023年02月09)
あなたは親のことをどれくらい知ってますか ?
両親がどこで生まれ、どんな学生時代を過ごし、いつどこで出会ったのか、知っていますか?話は聞いたことはあるけれど、その時の親の気持ちまでは知らないという方は多いのではないのでしょうか。『親の雑誌』の制作を通して、親の知らなかった一面を初めて知ったというお客様も多くいらっしゃいます。
そこで、今回は次の3つの視点から「親を知ることの意味」をご紹介します。
泣ける?難問すぎる?全国一斉 父の日テスト
実は、知らなかった親の一面を知ることができる試験があるんです。
そごう・西武が展開した父の日のプロモーション「全国一斉父の日テスト」。父親に対する知識や理解度をテストするもので、例えば、父親の学生時代のあだ名や、幼いころの夢、最近ハマっているものなど、父親に関する100の質問に子が回答します。この回答を実際に父親が採点するという動画が公開されたときには、大変多くの反響を呼びました。
- 問題抜粋
- ・あなたの父の生年月日を書きなさい。
- ・あなたの父が通っていた小学校を書きなさい。
- ・あなたの父が入っていた部活を書きなさい。
- ・あなたの父の最近の趣味を書きなさい。
- ・あなたの父の学生時代のあだ名を書きなさい。
- ・あなたの父の学生時代の得意科目を書きなさい。
- ・あなたの父が青春時代に一番頑張ったことを書きなさい。
- ・あなたの父の幼いころの夢を書きなさい。
- ・あなたの父がよく観ているテレビ番組を書きなさい。
- ・あなたの父がよく連れて行ってくれた場所を書きなさい。
- ・あなたの父にあなたがあげたプレゼントをすべて書きなさい。
- ・あなたの父はあなたのどこが長所だと思っているか書きなさい。
- ・あなたの父があなたに言われて一番うれしかった言葉を書きなさい。
- ・あなたの父があなたに対して心配していることを書きなさい。
- ・あなたの父があなたを誇らしいと思っていることはどんなことか書きなさい。
試験後、答案を見て照れ臭そうにする父親、複雑そうな表情を浮かべる父親など、それぞれが個性的な反応を見せていました。採点結果を子に伝える父親、答案を見ながら会話が弾む父親と子、父親の知らなかった一面を知って驚く子など、「父の日に、お父さんのことをもっと知ろう」という思いが込められたイベントでしたが、同時に父親としての自分がどう映っているのか、また、子として父親をどれだけ知っているのかという関係性が浮き彫りになり、さらなるコミュニケーションが生まれるという温かな企画でした。
母の日にも同様に「全国一斉 母の日テスト」が公開されました。下記から全100問をご覧いただけます。ぜひ挑戦してみてください。そして親御様に採点してもらいましょう。このテストを通して、自分がまだ知らなかった親の一面や築いてきた歴史やその想いなどを知り、さらに会話が増えコミュニケーションが深まるきっかけになるといいですね。
なぜ親を知ることが大切なのか?幸せを感じるための3つの条件
心理学者のアドラーは、人が幸せを感じるための3つの条件を示しています。それは、自己受容、他者信頼、他者貢献です。
ここでは、これらの3つの条件が「親を知ること」とどう関連しているのかをご紹介します。
親を知ることと「自己受容」
自己受容とは、100点満点でないありのままの自分にOKを出す、自分自身を認め受け入れることです。
親を知り理解することで、自分自身をより肯定的に受け入れることができることがあります。親を知りたいという気持ちは、自分自身のアイデンティティーを形成するために有用です。親の人生を肯定的にとらえることができると、子どもは自分自身を受け入れることができると言えるのではないでしょうか?また、親を知り、理解することで、自分自身の人生や価値観を再考する機会にできるかもしれません。
親を知ることと「他者信頼」
他者信頼とは、他者を不信の目で見ず、人は私の仲間であると無条件に信じることです。
親を知りたいという気持ちは、この他者信頼の形成につながると考えられています。親との強い関係を築くことで、親が信頼できる存在であることを知り、さらにその信頼関係が強いほど、得られる安心感が深まるでしょう。これにより、自分自身と他者との関係をより肯定的に捉えることができるかもしれません。つまり、親を知ることは、他者との信頼関係を構築する上でも重要な役割を果たすと言えるでしょう。
親を知ることと「他者貢献」
他者貢献とは、自己犠牲ではなく誰かの役に立っているのを感じ、自らの価値を実感することです。
親を知ることで親の価値観を受け継ぎ、他者にも同じことを伝えることができるようになるといわれています。誰かの役に立っているのを感じ、自らの価値を実感するきっかけになる人もいます。親に幸せになってほしい、そのために親孝行をしたいという気持ちも他者貢献の一つと考えられています。
このように「親を知ること」には、人が幸せを感じるための3つの条件、自己受容、他者信頼、他者貢献と深いかかわりがあると考えられています。実際に親の雑誌を作った方でも、親のことを知って今までよりも誇らしい気持ちになれ、自分自身が褒められているように感じた、とおっしゃっている方がいました。全ての親子関係がそうあるべきとは私たちは考えませんが、親との関係が自分自身を肯定的にとらえ、信頼を深め、自らの価値の再確認につながる方がいらっしゃると感じています。
親の自分史『親の雑誌』を作る意味とは?自分自身の存在意義
『親の雑誌』はインタビューとお写真だけで気軽に作ることができる、親のために贈る自分史です。
一般的に、自分史は親御様世代の方が、ご自身の意思で作成し自費出版をしたり、個人的にまとめるケースが大半です。しかし『親の雑誌』は、子どもが親のことを知りたい、親の人生の記録を残したいという思いを形にするための自分史作成サービスでもあります。
制作工程では、雑誌に掲載する写真を準備するために、親御様の幼少期からのアルバムや家族のアルバムを見返えしたり、親御様のインタビュー記事を校正したりする家族での共同作業が含まれます。これらは、今まで親御様が歩んできた人生に触れ、詳しく知らなかった、または全く知らなかった親御様の一面を知るという、普段ではなかなかできない経験です。たくさんの新たな発見は、親への理解を深め、親の価値を再認識し、親への感謝の気持ちを新たにするとともに、親との信頼関係を深め、自らの存在意義を再確認するという、貴重な機会にもなっています。
「親の雑誌を制作された方からのご感想」では、親の雑誌を申し込んだきっかけや、制作過程で感じたこと、親御様が感じたことなど、『親の雑誌』を親御さまにお届けした方々の感想をご紹介しています。どのような幸せを感じていらっしゃるのか、ぜひ触れてみてください。
『親の雑誌』の制作を通して、親御様のかけがえのない価値を知り、ご自身の人生に改めて思いを馳せる機会にしてみてはいかがでしょうか。