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親の雑誌ブログ

【両親にスマホを持たせたい!】100日後にスマホを利用できるようになる私の親

1年ほど前、両親のガラケーをスマホ(iPhone)にし、料金も格安のLINEMOに変えました。これで3G回線が終了しても大丈夫と一安心。しかし、70代の親にスマホをもってもらうにはいくつかの苦労と壁がありました。
私と同じように両親のガラケーをスマホにし、格安料金にしたいと思っている方がいらっしゃるのではないかと思います。その方々の苦労を少しでも減らせればと思い、今回記事を作成いたしました。もしくは、同じような経験がある方に「私もこんなことあった」「私はこんな苦労があった」など共感していただき、当時の苦労を一緒に昇華できるとうれしいです。

私の両親がLINEMO契約したスマホを利用できるようになるまでの目次です。

トピック

・1日目:スマホを持つ理由を親に伝える

・7日目-1:実家に行き、フリーメールを作成する

・7日目-2:スマホのアクティベーション、アプリを入れる

・7日目-3:初めてのLINE通話

・90日目:LINEMOと契約する

・100日目:本格的スマホデビュー

・その他:書き残しておくことリスト

・その後:プロに任せた方がいい場合も

1日目:スマホを持つ理由を親に伝える

ドコモモバイル社会研究所が調査した「シニア(60・70代)のスマホ・ケータイ所有の状況」(2022年4月11日)によると、スマホ所有率は、60代は91%、70代も70%と年々上昇しています。

家族のための自分史作成サービス『親の雑誌』の取材でお会いする親御さんもスマホを利用している方が多いという印象がありましたが、こんなに所有率が多いとは驚きました。

私の両親は3G回線のガラケーを使っていて、近いうちにケータイを変える必要がありました。今後ほとんどのケータイがスマホになるであろうことを考えると、できるだけ早く慣れて欲しいと言う気持ちもあり、両親にスマホをもってほしいと提案しました。

両親にスマホをもってもらうための初日の目的とやることは、以下の通りです。

1日目:目的とやること
■目的
・親がスマホを持つことをなんとなく了解する
■親がやること
・親がなんとなくスマホを理解する
■子がやること
・親にスマホを持つメリットをつたえる
・スマホを子が購入
■その他必要なこと・注意点
・家にWi-Fi環境がある
・ガラケーはしばらくそのまま

「子がやること」をもくもくと進めていきます。

■メリットを伝える
「このままでいい」という親にスマホを持つメリットと必要性を以下伝えました。
・ケータイ料金が2000円以内になる。
・今のガラケーは近いうちに使用できなくなるので変更する必要がある。
・写真がキレイに撮れる。

ただ、私の親はまったく納得しませんでした。なぜなら、
・ガラケーの料金も3000円以下くらいだったので料金のメリットは少ない。
・ガラケーが使えなくなることがピンと来ない。
・写真はそもそも興味がない。
ということだったので、
「アナログTVが見られなくなったように、そのケータイもいずれ使えなくなるから変えちゃいましょう」ということで押し進めました。

■響かなかったメリット
ちなみによく言われるメリット
・LINE同士の通話はタダ
・ビデオ通話ができる
・孫とやりとりできる
については、
・そもそも家族間通話がメインで、家族割で家族間はこれまでも通話代が無料
・ビデオ通話は10年以上前からパソコンでしている
・孫がまだスマホを持っていない
ので、まったく響きませんでした。

■スマホを手に入れる
スマホを手に入れる方法はみなさまご存知の通り。中古でも新品でもいいので、ともかく買って渡すだけです。私は、自身の古いスマホiPhoneⅩを親にあげました(夫のも含めて2台用意)。

■大事なことはしばらくはガラケーと併用させること
とはいっても、突然スマホを持たせたところで、いつも通りの電話ができなくて嫌気が差すことが想像できます。そこで、3カ月は電話会社と契約はせず、Wi-Fi環境のみでスマホ使えるようにし、普段は今までどおりガラケーも使ってもらうようにしました。ガラケーが使えるなら困ることはないと思ったらしく、スマホを持つことには「なんとなくOK」をもらえました。

<次にすること>
・実家にスマホを持って行き、もろもろ設定

7日目-1:実家に行き、フリーメールを作成する


「スマホ使わせるぞサポーター」として実家に帰ったのは、スマホを持つことを伝えて7日目でした。スマホを持っていく必要があること、また最近は各アカウントがケータイ番号に紐付けされるので、親のケータイが手元にある必要があるため、実家に行くのが最良の手段だと考えました。

7日目-1:目的とやること
■目的
・フリーメールのアカウント作成
■親がやること
・フリーメールのアカウント名を決める
・パスワードを決める
■子がやること
・フリーメールのアカウント作成
・アカウントとパスワードの保存(紙とパソコン)

■フリーメールのアカウント作成

パソコンを持って実家に行き、まずフリーメールをつくります。父母1つずつ必要です。
AppleID作成時にiCloudのメールアドレスは作れますが、父がすでにYahoo!メールを持っているのでそれを使用しました。そして、母のYahoo!メールも作成しました。漫才師ナイツのおかげで母も「Yahoo!(やほお)」は知っているので、助かりました。ナイツ最高。
ガラケーにもアドレスはあるので、アドレス名を自分好みにできることはわかっており、本人の希望のものに。パスワードも本人の希望を聞きました。少しでも巻き込むことで「自分ごと」にしていきます。

■アカウントとパスワードの紙での保存
絶対に忘れてはならないことです。パスワードとメールアドレスなど大事な情報はすべて紙に書きました。スマホに登録しても、見る方法がわからないためです。しかし、紙もなくすので、かならずパソコンにも残してください。親は困ったらまず子に電話で聞いてきますので、答えられる体制を常に子は整えておくのがよいと思います。私が保存した項目は文末に記載しました。

<次にすること>
・スマホのアクティベーション
・アプリを入れる

7日目-2:スマホのアクティベーション、アプリを入れる

iPhoneなのでAppleIDを作りながら、アクティベーションをします。全部子がやりますが、自分のスマホでやったことがあるので特に問題はありません。さくさくいきましょう。

7日目-2:目的とやること
■目的
・Wi-Fiの設定
・AppleIDの作成
・スマホのアクティベーション
・アプリを入れる
■親がやること
・自分の興味があることを子に伝える
・タッチパネルの操作、主にスワイプを習得する
・LINEを動かす
■子がやること
・AppleIDを作成し、iPhoneアクティベート
・親の欲しそうなアプリを聞き取る
・親の希望のアプリを入れる
・アプリの設定をする

■Wi-Fiを設定し、AppleIDを作成し、スマホをアクティベーションする
iPhoneの初期設定を進めていけば、Wi-Fiの設定、AppleIDの作成はできるので、ガイダンスに従い、進めます。AppleIDのメアドは先ほどのYahoo!メールです。

最初は家での使用なので、私はパスコードを登録しませんでした。親に使ってもらってからわかったのですが、しばらくの間は、タッチパネルへの理解と、スワイプの練習だと思った方がよい感じでした。そんなときにパスコードでつまずくとやる気を失ってしまいます。また、パスコードは間違えるとロックされる恐れもあるため、まずは入れないことにしました。
他の注意点は、文字は1番大きいものに設定することです。スマホの文字は慣れている人には小さくないですが、初めて使う人には小さくて読みづらいです。

■親の欲しそうなアプリを聞き、アプリを入れる
スマホが動くようになるので、まず触ってもらいます。そして便利なアプリを教えて、いくつか入れます。
入れたアプリは以下です
LINE
YouTube
・Yahoo!メール
乗り換え案内
父は将棋が趣味なので、「将棋の棋譜が見れるアプリ」と「ABEMA」も入れました。この2つのアプリと、なにより藤井聡太竜王のおかげで、父はスマホを受け入れた感じがありました。棋譜を見るアプリは一見地味ですが、非常に楽しめるようです。親の趣味を知り、趣味系のアプリを探ることは、スマホに親しんでもらうためには必須です。

設定が必要なアプリの設定もします。今回必要だったのはYahoo!メールの設定。このときも片手にはガラケー、目の前にはパソコンです。
Yahoo!メールはAppleIDと連携していて、今後LINEMOの申し込みにも使用するので、スマホで見られた方が便利なため入れておきます。ただ、基本的には私のパソコンでYahoo!メールを見て、手続きは進めました。パソコンでユーザー切り替えるのは面倒なので、異なるブラウザを使って2人分管理します。

親が今後アプリを自分で入れることは非常に考えづらいため、アプリを入れる方法はこの時点で教えませんでした。そして今も教えていません。

とりあえず、持ってもらった感想は「重い」「持ちにくい」とのことです。そして「なんか壊れそう」と言っていたので、「どんなものも壊れる可能性はあるので、壊れることは気にしなくていい」と伝えました。

<次にすること>
LINEで通話する

7日目-3:初めてのLINE通話

LINEを使えるようにします。

7日目-3:目的とやること
■目的
・LINEの設定
■親がやること
・LINE名を考える
・LINE通話の方法を覚える
・電話帳データを紙に書き出す
■子がやること
・LINEの設定
・LINEの通話の方法を教える
・電話帳データをスマホに入力する(弟実施)

■LINEの設定
LINEには電話番号が必要ですが、それは現在持っているガラケーの番号で登録しました。MNPの予定だったためです(MNPは後ほど諦めることになります)。LINEが使えれば、今までの家族電話はすべてLINEに変えるので、今までと同じ頻度で電話として使用する機会があります。

LINE名をとりあえず好きなものにしてもらい、母はあだ名で登録、父は名前で登録していました。

■LINEの通話の方法を教える
LINEの設定ができたら、両親がそれぞれ、子どもたちと「友達」になります。
そして通話してみます。音声のみとビデオ通話を何度かしてもらい、通話方法と受電方法を理解してもらいます。着信時のスワイプがうまくできないはずです。なんなら今でもスワイプできずに出られず、かけ直してくることが多々あります。ゆっくりでいいので覚えてもらいましょう。

ここから3カ月、親にはWi-Fi接続によるスマホ体験をしてもらいました。

■3カ月の間にすること&電話帳データをスマホにうつす
・しばらく親がスマホを使ってみる
・子はしばしばかかってくるスマホへの問い合わせに答える(仕事中でもおかまいなしにかかってきました)
・重要:親のガラケーに入っている電話帳データを紙などに書き出してもらう

古いガラケーからスマホへの電話帳データの移し替えの方法はウェブ検索するとでてきますが、親のガラケーにはmicroSDが入っていないのと数十件なので、紙に書き出してもらいました。スマホへの登録は、弟が行ってくれました。

■教えておくと良いこと
・電源の入れ方と落とし方
・強制終了の方法

親のスマホ画面が真っ暗になって動かなくなってしまったとき、ひっきりなしに私に電話がかかってきて、非常に困りました。そのときは、強制終了ではなく、電池の消耗で電源が勝手に落ちて治ったのですが、電源の入れ方や強制終了の方法はしっかりと教えておくのが良いです。できれば電源の入れ方などの画像を出力して渡しておけば良かったと思いました。

■3カ月で感じた家族にとってあんまりよくないところ
・ガラケーよりバッテリーの持ちが悪いためいつも充電している。
・充電場所が遠いため、メールもLINE通話も気づかない。
・ともかくスワイプが上達しない。

■3カ月で感じた家族にとってよいところ
・親がテキストを送るよりも、写真を送ることを先に覚えた。
・親に私が情報を伝えたい時、URLを送れるのでお互い楽。
・写真が大きいので、見やすい。
・ひと月後にはスタンプを使い出した。
・母は、母友達からLINEの使い方を教えてもらい、突然スタンプが増えた。

90日目:LINEMOと契約する

いよいよメインのケータイとしてスマホを使ってもらうためにLINEMOと契約します。LINEMOの申し込みのステップは非常に丁寧に紹介されています。3カ月使用し、親にとってだいぶスマホは身近になったようで抵抗はなくなったみたいです。

このためにパソコンを持って再び帰省したのですが、残念なことに、3時間くらいかかった挙句、完了しませんでした。その理由は想定外でした。

90日目:LINEMOと契約する
■目的
・LINEMOの契約
■親がやること
・LINEMOの契約プランを決める
・銀行口座番号を調べる
・口座の暗証番号を入力する
・免許を用意
■子がやること
・LINEMOの契約にかかるすべて

LINEMOのサイトから申し込みます。自分のLINEMO申し込みのときは、ほぼ手こずることはなかったので大丈夫だろうと思っていました。
LINEMOは銀行口座名と申込名が一緒でないとダメなので、父には父の口座、母には母の口座で申し込みます。また、身分証明書をアップするため、運転免許証を撮影してアップします。

この申し込みで、親世代のというか、我が家にはとんでもないトラップ・壁がありました。
■我が家のトラップ
1、ケータイの暗証番号がわからない
2、親がクレジットカードを持っていない
3、母が自分の銀行口座の暗証番号を知らない
1、2、までは想定内でしたが、銀行口座の暗証番号を知らないことは想定外でした。お金をどうやっておろしているのか謎です。

ケータイの暗証番号がわからないため、MNPは不可になりました。ケータイショップに行けば教えてもらえるそうですが、田舎なのでショップまで車で30分以上かかり、すでに閉店しています。今日申し込みを完了させたいため、「今の電話番号は諦めて」と伝えました。嫌がっていましたが、次に私が実家に行くのは1.5カ月後。父のガラケーは壊れ始めていたこともあり、番号は諦めてもらいました。

クレジットカードは持っていないことを知っていたものの、あると登録が楽なのにと思っています。父曰く「クレジットカードは信用できない」。

母の口座の暗証番号はどうしてもわからず、後日、銀行に聞きに行ってもらいました。そのため、ここでこの日の母のLINEMO申し込みはできなくなりました。
父の口座の暗証番号はわかったので、この日に申し込みが完了しました。と思いきや、父の申し込みにもトラップがあり、父の場合、免許証の裏面の注意書き項目も送る必要があったため、申し込み後にメールで「裏面も送ってください」と連絡が来ました。父にスマホで免許の裏面を撮影してもらいLINEで送るという操作を遠隔で伝えたのですが、意外としっかりできていました。この3カ月の成長が見られます。
申し込み後の審査に通るまで、申し込み後はしばらく毎日LINEMOのアカウントにログインして状況を見ていました。

そして、3日後にようやくLINEMO申し込みの審査に通りました。SIMカードを届くのを待ちます。あとちょっと。

<次にすること>
・SIMカードを差し込み、5Gが使えるスマホにする

100日目:本格的スマホデビュー

SIMカードが届きました、差し込んで、再起動すれば、完了です。

100日目:本格的スマホデビュー
■目的
・5Gが使えるスマホにする
■親がやること
・SIMカードを入れてもらえるように子に頼む
■子がやること
・SIMカードを入れて設定を完了する

そんな頻繁に実家に帰ることはできません。とはいえ、親がSIMカードを差し込めるわけもなく、その後の設定もできるわけもなく……結局我が家の最終兵器「システムエンジニアの弟」が、最後の設定をすべてやってくれました。弟にはLINEMO登録時に必要となった情報をGoogleドライブで共有。そこに弟に依頼したいことも記入しました。

そのため最後の設定方法について詳しくは知らないのですが、弟様のお力により、両親が無事スマホデビューを果たしました。
後日、スマホケースを一緒にAmazonで選んで、両親色違いのものを買ってあげました。手帳型がいいとか、可愛い色がいいとか、結構ご要望があるものですが、愛着を持ってもらえれば何よりです。

その他:書き残しておくことリスト

今回、親のガラケーをスマホにするために、書き残しておいたことや事前に親にわかっていてほしいことを以下ご紹介します。

<ガラケー情報>
■電話番号
■暗証番号(ケータイ内で使用する暗証番号)

<YahooID>
■メールアドレス
■パスワード

<AppleID>
■誕生日
■メールアドレス
■パスワード
■TEL番号

<LINE情報>
■TEL番号
■名前
■パスワード

<LINEMO契約> 
■プラン 
・プラン名 
・月額基本料
■通話オプション
■パスワード
■月々支払額
■メールアドレス
■連絡が取れる電話番号
■ネットワーク暗証番号
■口座番号
・銀行名
・店番号
・口座番号
・口座名義人名
・暗証番号(*親が知っていれば大丈夫です)

こんな項目も書き残した方がいい!ということがございましたら是非ご連絡ください。

その後:プロに任せた方がいい???

スマホに変えて約1年。最近スマホを持った孫と、LINEでやりとりしたり通話したりしているのは楽しそうです。私も親から買っておいて欲しいものを伝えられたときに写真やURLを送って、どの商品かを確認してもらえて便利です。母は「LINEはスタンプで返事すればいいのが楽〜」とも言っていました。しかし、雰囲気としては「ガラケーの方が良かった」と感じます。不満点は「大きい」「重い」「充電が面倒」「通話の声が聞きにくい(どこから音が出るのか分かりづらい)」「長時間通話するとスマホが熱くなる」「タッチパネルがわかりづらい」など。この辺りはスマホユーザーが感じる不満でもあり、ある意味スマホに慣れてきたのかなと思っています。

想定外の出来事があるとすれば、親が今でもガラケーを解約していなかったことです。自分のやったことに意味があるのかと考えてしまう出来事でした。

スマホを持ってもらうなかで、親が興味があることや口座情報を知ったりと、普段聞けないことを知れました。それは良い体験だったと思う反面、やはり変更も日々のサポートも時間がかかり、解約まで持っていけなかったことを考えると、お金はかかりますがケータイショップに行ってもらいプロにお任せした方がいいなと思いました。プロにお願いする安心感と安定感ってありますよね。

こころみは「聞くプロ」として『親の雑誌』を制作していますので、家族のための自分史作成サービス『親の雑誌』にご興味を持たれたら、ぜひご連絡ださい。「聞くプロ」のコンシェルジュが皆さまの疑問にお答えいたします。オンライン相談会も常時開催中です。▶︎オンライン相談会について

最後までお読みいただきありがとうございました。皆さまと親御様のスマホライフがすてきなものになることを陰ながら応援しております。

投稿日:2022年10月20日