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親の雑誌ブログ

最高に「聞き上手」なラジオパーソナリティが卒業されました

1年前の2020年3月頃からコロナ禍の影響により在宅勤務になった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。私も、去年の今頃からほとんどの日が在宅勤務に変わりました。在宅勤務の中で、人との交流が減り、体を動かすことも減り、ストレスも感じやすい生活の中、BGMとして聞いていたラジオが、生活に安らぎや笑いを、心地よい音楽を、新しい情報を届けてくれる、日々の生活に密接したメディアになりました。

以前から、週末にドライブしている時にはいつもラジオを聞いていましたが、平日日中に聞けるようになったのはコロナ禍の不幸中の幸いでした。私は、ほとんどの時間、TOKYO FM を聞いていました。2008年まで関西にいたときは FM802が大好きで、関東に来てからは TOKYO FM を聞いています。

ラジオは不思議な魅力のあるメディアです。テレビと比べれば、映像がなく音声だけですが、なぜかとっても距離感が近い。ラジオパーソナリティが、同じ空間でおしゃべりしてくれてるような、実はちょっと知り合いなんじゃないかと勘違いさせてくれるような、なんとも心地よい感覚があります。テレビにはないこの心地よい距離感はなんなんだろうと思っていました。

テレビ、インターネット、新聞などと比べて特異な点はいくつか思いつきますが、先日、パーソナリティの方の言葉が的を射ていました。

2021年3月26日 (金) TOKYO FM, ONE MORNING FRIDAY 山崎樹範さん・ハードキャッスルエリザベスさんコンビの最終回の放送で、山崎樹範さんの最後の挨拶の言葉でした。

「ラジオパーソナリティーってよく喋り手さんって表現されることが多いんですけど、僕、正直言うと、僕個人逆だと思ってるんですよ。ラジオパーソナリティは聞き手だと思ってるんです。何聞くってもちろん、今聞いてくださっているリスナーの皆さんの声であり、今日あったこと楽しかったこと、悲しかったことでも何でもいいんです、みなさんが声を届けてくれて初めて、ラジオという小さな箱に心が宿るんだという風に僕は思っています。来週からユージさんと吉田明世さんというすごい素晴らしい聞き手お二人いらっしゃいますから、これからも皆さんの声をぜひ届けていただきたいと思います。そしてこれからもラジオを愛していただけたらと思います。」

そう、ラジオパーソナリティがとても「聞き上手」だからこそ、リスナーさんが皆、話を聞いてほしい、こんなことあったよ、嬉しいことがあったからこの話聞いて、とメッセージを寄せてくれます。

直接会ったことはなくても、知り合いじゃなくても、この人なら自分のうれしいこともダメだったこともみんな聞いてくれる、受けとめてくれる、という信頼があるから、リスナーは安心してメッセージを寄せられます。もし、リスナーから寄せられるメッセージに、「いや、それは違う。」「そうじゃなくて、こうするべきだった」など一つ一つダメ出しされるようだとしたら、リスナーはメッセージを寄せづらくなるでしょう。

パーソナリティが「聞き上手」であることにより、パーソナリティーとリスナーの間に生まれる「信頼感」が、ラジオをとても心地よい空間にしてくれていることに、気づきました。

「聞き上手」というと対面でのコミュニケーションを想像しがちですが、ラジオではマスメディアでありながら、「聞き上手」ができているのです。

番組やパーソナリティによるところは大きいと思いますが、私個人がとてもよく聞かせてもらった ONE MORNING と Skyrocket Company、その中でパーソナリティを務める 鈴村さん、ザベスさん、やましげさん、(マンボウやしろ)本部長、(浜崎美穂)秘書 は皆さん、とても「聞き上手」なパーソナリティでした。

コロナ禍で誰しも不安やストレスを抱え、人とのコミュニケーションが減った中で、リスナーさんから様々な思いが寄せられていました。「修学旅行がなくなって、最後の思い出がなくなってしまった」「就職したけど、(コロナ禍で)一度も出社できてなくて、仕事している気がしない」等。リスナーさんからのどんなメッセージも、いつも全力で受けとめ、否定しない、ちゃんと受けとめて、認めてくれる。時には笑いにかえ、時には共に悲しみ慰め、時には強く訴える。自分のメッセージじゃなくても、この人はちゃんと聞いてくれる、受けとめてくれる、と思えると自然と信頼を感じ、私自身も勝手に安心感を得ていました。

私たち株式会社こころみでは、「聞き上手」を強みとして自分史作成サービス『親の雑誌』をお客様に届けたり、法人向けに「聞き上手」を活かしたコンサルティングを提供しています。「聞き上手」を活かしている私たちではありますが、ラジオパーソナリティの皆さまの「聞き上手」はとても勉強になりました。というより、一リスナーとして、この1年間とても助けられました。

本日 2021年3月31日、朝の番組 ONE MORNING のパーソナリティを務めた 鈴村健一さん、ハードキャッスル・エリザベスさんが番組を卒業されました。山崎樹範さんは先週 3月26日でご卒業でした。これまで、朝の時間をラジオを通じた「聞き上手」で本当に心地よい時間にしていただきました。心より感謝申し上げます。お疲れ様でした。

株式会社こころみ
取締役COO 森山裕之

投稿日:2021年03月31日