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親の雑誌ブログ

「婚活」のときに使ってみたい「聞き上手」スキル

お見合い

「親のための自分史『親の雑誌』」のスタッフが、取材の前に身に付ける「聞き上手」のスキル。「聞き上手」が使える身近な場面を探り、どのように「聞き上手」スキルを使うことができるのかをお伝えしたいと思います。

「聞き上手」とは、「傾聴」をもとにした株式会社こころみ独自のコミュニケーションスキルのことです。こころみでは、共感・受容しながら相手の話を聞くことや、それによって目的に応じた答えを聞き出すことなどを「聞き上手」と定義しています。「聞き上手」の詳しい説明は、ぜひこころみのホームページ▶こころみの「聞き上手」とはをご覧ください。

今回ご紹介する「聞き上手」が使える場面は、結婚相談所を利用した「婚活」です。結婚相談所を利用すると、最初にお写真やいわゆる「吊り書」と呼ばれる相手の情報を見たうえで、相手にお会いするかを決め、双方が会ってもいいとなった場合、ホテルのティーラウンジなどでお話しするそうです。

そこで、最初に相手の方とお話しする場面で、どう「聞き上手」のスキルが使えるのかをお伝えします。婚活中の方はもちろん、初対面の方とお話しするときにも利用できるので、ぜひ最後までご覧いただけるとうれしいです。

信頼関係ってどうやって構築するの?

信頼関係

こころみスタッフが『親の雑誌』の取材をするときは、基本的に初対面の方とお話します。取材前に「プロフィールシート」をいただきそれを参考に取材を進めるので、相手のことを少しだけ知っていますが、取材の始まりのときはお互いが少し緊張しています。その状況は「婚活」で初めて相手とお会いするときと少し似ているかもしれませんね。

取材の目的は「雑誌をつくること」で、「婚活」の目的は「結婚」であり「大切に思い、思われる伴侶を見つけること」ですね。その目的を果たすため、相手にお会いする前には「自分をどうやって相手に伝えるか」ということや「本当の自分を知ってほしい」ということを考えるのではないでしょうか。今後、一生を共にする相手となるかもしれない人に、「本当の自分を好きになって、大事にしてほしい」と思うのは当然です。その根底には「信頼できる相手と一緒にいたい」という考えがあるのではないかと思います。

では、「信頼関係」とは、どうしたら構築できるのでしょうか。『親の雑誌』の取材をする際は、以下のような「聞き上手」を使うことで、取材対象者様との信頼関係を構築していきます。

「聞き上手」では信頼関係を構築するため、一番大切なことを「心構え」だと考えています。「特別な技術」でも「その人らしさ(=人柄)」でもなくて、「相手に興味・関心を持ってお話を聞くこと」、これが大事です。取材対象者様の人生に興味・関心を持ち、じっくり聞くことで、取材対象者様との間に信頼関係が構築されていきます。婚活の場合は、初対面のとき、お相手に関心を持って話をしっかり聞くこと、になるかと思います。

その心構えを相手に見せる方法として、もっともシンプルな方法が「うなずく」という動作です。おそらくみなさんも日常的に行われていると思いますので、日常の「うなずき」を思い出して、今、うなずいてみてください。

とってもよいうなずき方だと思いますが、初代面の方とお話しするときは、今より少しだけ動きを大きくしてうなずき、「私はあなたのお話を聞いています」ということが見た目からも伝わるようにするとよいですよ。

「本当の私」はあとで知ってもらえばいい

本当の私?

「でも私、おしゃべりが好きな人間で、聞くのは得意じゃない」という方もいますよね。ええ、わかります。私も「話を聞いてよ」というタイプです。「おしゃべりな私を好きになってほしい」ですよね。実際のところ「本当の私」はおしゃべりなうえ、実はとってもわがままかもしれませんし、ネガティブ思考だったり、休日は一歩も外に出なかったりするタイプかもしれません。でも、とりあえず「本当の私」のことはいったん置いておいてみましょう。

まず「信頼関係を構築」してから「本当の私」(=人柄)を知ってもらっても、遅くはないはずです。信頼関係があれば「話を聞いてよ」と伝えたとき、「いいよ」と返事が返ってくるはずです。もっと信頼関係が構築されれば、本当の私と相手の間にある「ちょうどいい私」を調整していけるはずです。だから本当の私を表現するのは婚活の最初ではなく、少し後がよいのです。

「見た目のあいづち」の次は「声に出して繰り返す」

あいずち

うなずきで相手のお話を聞いていることが見た目から伝わったら、次は「繰り返し」という「聞き上手」のスキルを使います。

それは、「相手のお話の中で感情を表す部分を繰り返す」というものです。例えば相手が「今日は寒いですね」と言ったら「寒いですね」と繰り返します。「今日、ここまで電車で来たのですが、とても混んでいて困りました」とおっしゃったら、「困ったんですね」と繰り返します。感情を表す言葉が登場したら、そのまま繰り返す、それなら緊張していてもできそうな気がします。

しかし、他者への悪口などマイナスな発言をされたときはどうしたらよいと思いますか? 婚活の場合、初対面で他人の悪口を言われたら、その時点で考えることは他にもあるかもしれませんが、念のためお伝えします。

たとえば「あの店員さん、感じが悪いですね」と言われたときは、共感はせずに「悪いと思われたんですね」と相手が感じた事実を受けとめる言葉を繰り返します。思ってもいないのに一緒に悪口を言う必要はありませんし、「先ほど丁寧に対応してくれて、いい人そうでしたよ」と反論する必要もありません。お相手の方が「そう感じた事実」のみいったん受けとめる、それが「聞き上手」のスキルです。

「繰り返し」から一歩進むのに必要なのが、「4W1H」の質問です。本来5W1Hなので、ひとつWが不足していますが、そのWが何かはこころみが行う研修の中でご紹介しています。3月3日現在は、ビジネス向けの研修を実施していますので、ご興味がありましたら以下のリンクから詳細をご覧ください。
『業務プロセスと課題を可視化する「聞き上手」体験セミナー』

「4W1H」で伺うのは「相手が説明した状況にあるときの、心境や具体例を伺う」ことです。例えば、「電車が混んでいた」→「どのくらい(HOW)混んでいたんですか」「どの路線(WHICH)で来たんですか」などです。どのお話でも展開できるので、まずは例文に質問してみてください。

例文1:こういったお店に来るのは初めてです。
例文2:日曜日は、家にいることが多いです。

例文1の質問例:普段はどこの(WHERE)お店によく行きますか?
例文2の質問例:家ではどのように(HOW)過ごしますか?

英会話の例文のようになってしまいましたが、「家にいることが多い」と伝えられたとき、相手が家にいるシーンを想像してみてください。その想像に欠けているものを質問する、と考えると質問しやすくなりませんか? たとえば「部屋は何階ですか?」「窓からはどんなものが見えますか?」「家では何を食べますか?」など、聞いてみたいことがどんどん湧いてきます。ただし、初対面ですので「家賃はいくらですか」という質問は避けたほうがいいかもしれません。

電車の話や差しさわりのない話をしているだけでは、「婚活」の進展がないと思うかもしれません。しかし、いわゆる「無駄話」を侮ってはいけません。

「無駄話」ってどこが「無駄」なの?

無駄話は無駄じゃない

私たちはいつも真剣に中身のある話をしているでしょうか。人を信用するときというのは真剣な話をしているときでしょうか。

毎日する「おはよう」というあいさつ、話しかけられたときの「はい」という返事、何かをしてもらったときの「ありがとう」というお礼。

たとえば、「おはよう」にプラスして「今日寒いね」と言われるだけで、少し人とのつながりを感じます。「おはよう、今日寒いね、明日はもっと寒いみたいだよ」と言われたら、仲良くなったような気持ちになります。「寒い」を「情報」として捉えると、デスクワークの方にとって仕事上は不要な情報かもしれません。「情報」を話のメインにしてしまうと、あいさつもお礼も「無駄な話」になっています。ところが違う視点である「お互いの安心感」「親密度のアップ」「信頼関係の構築」を話のメインにおいて考えてみましょう。

婚活だから大事な「情報(仕事の詳細、年収、将来設計など)」を交換しなければ、と焦ることもあるかもしれません。情報から得る信頼関係ももちろんあります。でももし「信頼関係の構築」を求めるのであれば、情報だけでなく、雑談も大切に聞いてみてはいかがでしょうか。「色んな会話を大切にできる人と一緒になれたら」「どんな会話でも大事に聞いてくれる人が横にいたら」、そんな想像をしてみると、雑談のイメージが少し変わってくるのではないかと思います。

何より「聞き上手」を使って相手のお話を聞くことで、相手がより多く話し、「信頼できる相手かどうか」をご自身が判断する材料が増します。ご自身が話すのではなく、話を聞くことで当初の目的「信頼できる相手と一緒にいたい」を達成させられるかもしれないのです。

もちろん聞いているばかりではなくて、相手に質問されたら、そのときは快く答えましょう。そして質問に答えた後は、聞かれた質問を相手にもしてみるのもいいですよ。

3つを覚えて、身近な人とお話してみてください

婚活成功

いかがでしたでしょうか。「そんなにうまくいくものかな」と感じた方もいるのではないかと思います。『親の雑誌』でも、取材のために「聞き上手」スキルを習うときは、何度も演習してから、本番に臨んでいます。婚活で最初に行ってみるのではなく、友人や家族とのおしゃべりで「丁寧なうなずき」や「感情の繰り返し」を試してみるのもいいですよ。

「婚活」で使える「聞き上手」スキルは以下3つ!

1つ 大事なのは心構え!まず相手に関心を持つ

2つ うなずきの動作はいつもより大きめに

3つ 感情が入っている相手の言葉を繰り返す

上記のスキルは、オンライン婚活パーティでも使えることだと思いますが、オンラインのときはうなずきの動作をさらに大きく、少し多めにしてみましょう。そして、無駄話も大切だな、楽しいなと思いながら、お話を聞いてみるといいかもしれませんね。

婚活にも使える「聞き上手」ですが、親の雑誌を制作するときに私たちがどんな考えを持っているかを理解していただけると幸いです。

最後になりますが、結婚や人付き合いに関して私は直感を信じているタイプなので、「ビビビッと来た」が結婚の決め手になるという話も十分ありうるなと思っています。

投稿日:2021年03月03日