記録だけじゃない、記憶を紡ぐ自分史『親の雑誌』
カテゴリー:ブログ
投稿日:2025年06月04日(最終更新:2025年06月04)

親御さんの「気持ち」を大切にする理由
『親の雑誌』の取材で親御さんとお話しするたびに、私たちは一つのことを実感します。それは、自分史には「記録」と「記憶」という二つの側面があるということです。取材では、正確な日付や事実を思い出そうと一生懸命になる方がいらっしゃる一方、当時の心情や感情を自然と語り出す方がいらっしゃいます。どちらも自分史にとって大切な要素ですが、私たちは特に「記憶」を大切にしたいと考えています。なぜなら、ご家族が本当に知りたいのは、お父様やお母様が「何をどう感じて生きてきたか」だと思うからです。
『親の雑誌』の取材で、「正確に記録しなければ」と真剣に考えてくださる方がまれにいらっしゃいます。「あれは何年のことだったか」「その時の正確な状況は何だったか」と、事実関係を正確にお伝えしようとするお気持ちが痛いほど伝わってきます。もちろん、基本的な事実は大切です。生年月日や学歴、職歴といった「骨格」となる情報は、自分史の土台として必要不可欠です。そのうえで私たちが意識しているのは、その「骨格」に「肉付け」される親御さんの感情や思い出、そして価値観です。
あなたの親御さんだけの「記憶の風景」

同じ出来事でも、人によって全く異なる印象や感情を抱くのはみなさんもお分かりになるかと思います。「その日は雨だった気がする」「とても嬉しかった」「なぜか不安を感じていた」——このような感覚的な記憶は、必ずしも事実と一致するとは限りません。でも、それで良いのです。なぜなら、親御さんがその時に何を感じ、何を考えていたかを知り、それを『親の雑誌』として形にすることが、お子様をはじめとしたご家族に喜んでいただけると考えているからです。
例えばある男性のお客様は、戦後の貧しい時代に行商をしていた記憶を語ってくださいました。日付や場所の記憶は曖昧でしたが、「雨の中、泥だらけになりながら頑張った」という記憶は鮮明でした。そのお話からは、家族への愛情と責任感が伝わってきました。
また、ある女性のお客様は、「子どもが小さいころ、熱を出した時に一晩中そばで看病した。熱を出しやすい子だったから心配もしたけれど、元気に育ってくれてよかった」と懐かしそうに話してくださいました。そのときの出来事だけではなく、親としての気持ちを『親の雑誌』に掲載しました。
「記憶のフィルター」に宿るその人らしさ
記憶は時に曖昧で、時に事実と異なることもあります。しかし、その「ズレ」自体が、その人の価値観や人生観を表していることがあります。
実際にはそれほど裕福ではなかった幼少期を「とても恵まれていた」と回想される方がいらっしゃいます。それは、物質的な豊かさよりも、家族の絆や両親の愛情を「豊かさ」と感じてこられたからかもしれません。
苦労の多かった時代を「楽しかった」と振り返る方も少なくありません。それは単なる美化ではなく、困難を乗り越えてきたことから生まれる自信であったり、逆境も楽しんできた力強さだと思うのです。
こうした「記憶の解釈」にこそ、親御さんらしさが宿り、それがそのひとさらしさを伝えるのではないでしょうか。
私たちの取材スタイル

私たちは取材で「それは何年のことですか?」と確認することがもちろんあります。ですが、それ以上に「その時はどんなお気持ちでしたか?」「なぜそのような判断をされたのでしょうか?」などの質問を大切にしています。基本的な事実(プロフィールと年表)は取材前にご準備いただき、取材ではそれを元に親御さんの感情や価値観を聞くように努めています。
たとえば、終戦の日の記憶をお聞きするときは、どこにいるときに終戦を知ったのかを確認しつつも、「その時何を思ったか」「どんな気持ちだったか」に焦点を当てるようにしています。そうすることで、お一人おひとりの気持ちを引き出せるのではないかと考えているからです。
また、わたしたちはお子様やお孫さんが『親の雑誌』を読むときに何を掲載していれば、喜んでもらえるだろうか、ということを考えながら取材を行います。
お父様が入社した会社の正確な社名や年号ももちろん大事ですが、「初めて給料をもらった時の喜び」や「仕事で失敗して落ち込んだ時の心情、そこからどうやって気持ちを切り替えたか」などを形にしたいと考えています。
私たちが『親の雑誌』を通じてご家族に伝わってほしいと願っているのは、親御さんの人生の事実の羅列だけではなく、どのように人生を感じ、どのような価値観で生きてこられたかです。
あなたの親御さんの「記憶」を形にしませんか
『親の雑誌』が大切にしているのは、あなたの親御さんだけの「記憶の風景」です。それは必ずしも正確な事実ではないかもしれません。ですが、親御さんが生きてきた証としてとても大事なものではないでしょうか。
『親の雑誌』では、親御さんの喜びや悲しみ、後悔や希望——そうした感情も形にします。私たちは、親御さんの「気持ち」を丁寧に聞き取ります。記録も大切ですが、親御さんが感じてこられた記憶をより大切に扱いたいと思っています。親御さんの「記憶」を形にするお手伝いを、どうぞ私たちにご依頼ください。
『親の雑誌』のご紹介~親御様の想いと言葉が詰まった、世界に一つの宝物~ 
『親の雑誌』は親の人生や思い出を一冊の雑誌にまとめるサービスです。親がこれまでどんな夢をもったのか、どんな道を歩んできたのか、家族とどんな時間を過ごしてきたのかを写真や言葉で振り返り、形に残すことができます。完成した雑誌を見ながら親自身がこれまでの思い出を振り返る時間を楽しんだり、家族や友人と雑誌を通じて会話を弾ませたりすることで、生活がより豊かになるでしょう。
『親の雑誌』は、こんなシーンによくご利用いただいています。
- 母の日・父の日のプレゼント
- 銀婚式・金婚式
- お誕生日祝い
- 長寿祝い
- 退職・退任祝い
- 日ごろの感謝をこめて
「親の雑誌」だからこそできる経験があります。
- ・親が担当者と話をするだけで文章が完成します
- ・親子で写真を選ぶことで、一緒に思い出を振り返ることができます
- ・完成した「親の雑誌」を嬉しそうに手に取る親の顔を見られます
- ・親の人生を知り、感謝や尊敬の気持ち家族との繋がりを実感できます
- ・完成した「親の雑誌」は、いつまでもあなたのそばで親の気持ちを伝え続けます
『親の雑誌』で親御様と一緒に新しい宝物をつくってみませんか。