【2年ぶりの帰省】親に起こった変化とこれから私ができること
カテゴリー:ブログ
投稿日:2022年11月24日(最終更新:2022年12月15)
実家が遠方にあるので、新型コロナウイルス感染症が流行してからは帰省を控えていました。前回の帰省は2019年の年末から2020年の年始にかけて。今回は2022年11月上旬に帰省したので約2年ぶりです。コロナ前は年に2回帰省するというのが決まり事でした。年1回の帰省だと母から何度も「1回しか帰ってこなかった」と言われるからです。実家を出て25年以上たちますが、こんなに長い間両親に会わなかったことはありませんでした。せっかくなので、高齢の親と久しぶりに会ってどんな気持ちになったのか、というのを書き留めておこうと思います。
2年間会わなかったとはいえ、定期的な電話と(同居している姉と)メールでやりとりはしていました。たまに驚く連絡もありましたが、おおむね平穏に暮らしているようです。
INDEX
■2年間の間に実家で起こった大まかなトピック ■いざ帰省 ■帰省を終えて ■これから私ができること
■2年間の間に実家で起こった大まかなトピック
・当然ですが両親ともに2歳、年を取りました。80歳傘寿です。
・父の2回の入院。
1回目は前立腺がん。1人で病院に行き、手術と入院の手続きをして帰ってきたそうです。帰宅後に話を聞いた母のほうが、驚きと入院の準備でぐったりしたと聞きました。
2回目は軽い肺炎。咳がつらそう、かつコロナもあり外出先で咳をすることも気を遣うということで、姉が入院させたそうです。
・高齢になった猫が旅立った。
・母は入院するような病気やケガはしなかったようです。
■いざ帰省
一番不安だったのは、久しぶりに両親を見ると老いを感じてしまうのではないかことでした。正直、かなり緊張しました。幸い予想よりも元気そうに見えたので、ひとまず安心です。ただ、しばらく一緒にいて明らかに衰えてしまった部分いくつか見えてきました。
父に起こった変化
以前より活舌が悪くなっている気がしました。もともと口数が少ないので、その影響もあると思います。また、帰省すると私に最近の様子などを聞いてくるのですが、今回はそれがありませんでした。気にしすぎなのかもしれませんが、しゃべることが億劫になっているのかもしれない、と思いました。
とはいえ、体を動かすことは平気なようで、退職してから始めた畑に毎日行っていました。それ以外の時間は以前と変わらず、テレビを見ながらニンテンドーDSでゲームをしています。ひとつ残念なのは、昨年旅立ってしまった猫とのことです。父のことが大好きで、よくひっついていました。父も相手をする存在がいなくなったことを寂しく感じているのではないかと想像してしまいました。
在りし日の猫と父の手
母に起こった変化
以前よりも背中が曲がり、小さくなっているように見えました。また、飲んでいる薬の多さにも驚きました。サプリメントも複数のんでおり、体調面に不安を持っているのかと聞いたのですが、サプリメントは貰い物を消費しているだけとのこと。ドキドキさせないでほしいものです。
母も定期的に畑に行っているので、体を動かすことには問題なさそうです。私も一緒に畑に行きましたが、野菜の入った一輪車を押して運ぶこともやっていました。ただ、以前と比べると、ゆっくりとした動きにはなっていました。
畑でできた野菜を配るのは母の役目なので、近所の人や親戚と頻繁にやり取りをしているのは安心材料です。
畑で一輪車を押す母
父、母に共通して起こった変化
両親ともに耳は聞こえにくくなっていました。立ち位置や状況によっては、お互いの会話が聞こえていない時があり、私が間に挟まれて伝言ゲームする場面もありました。特に母は後ろから話しかけられると気づいていないことが多かったです。
帰省を終えて感じた安心と不安
いい機会なので家族写真と父と母2人だけの写真を撮りたかったのですが、言い出せませんでした。父がそのようなことに興味がないので嫌がられるかもという思いと、家族写真を撮りたいと伝えることに恥ずかしさを感じてしまったからです。「親の雑誌」のお客様には、家族写真を撮ることをお勧めしているにも関わらず。みなさま、どのようなシュチエーションで家族写真を撮られているのか気になります。とはいえ、次回の帰省でやることの一つに加わりました。次回までに対策も考えたいと思います。
■帰省を終えて
両親が以前と変らない生活しているのを見ると安心しますが、あと何年この生活が続けられるのかと不安に思ってしまいます。父については、畑以外にやることがなさそうなのが一番の気がかりです。両親ともに車を運転するのですが、車がないと生活するのが難しい地域なので悩ましいところです。
両親の体調とは別に、家の中にものがあふれていることにも目が行きました。父、母ともにものを捨てることができないのですが、特に母は捨てるより、もらってくることの方が多いのでは、と感じています。今回の帰省でも、もらったという大量の毛糸の説明をしてくれました。セーターを編むと言っていたので、手を動かすことはいいことだと心の中で折り合いを付けました。
■これから私ができること
帰省の回数を年に2回から3~4回には増やしたいと思いました。その際に、写真を撮って家の中を片付けようと思います。片付けについては、今のところやれる自信はありませんが。もう一つ、父と母のことを聞いておきたいというのがあります。父と母の話を聞くことが、私にできる親孝行の一つであると思っています。
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