エンディングノート、どうしたら書いてもらえる??
カテゴリー:ブログ
投稿日:2024年09月19日(最終更新:2024年09月19)
皆様は親御さんにエンディングノートを書いてほしいと思うことはありませんか。私はこの数年、両親にエンディングノートを書いてほしいと思いつつ、なかなか言いだせずにいます。エンディングノートを書いてもらうことが両親に人生の終わりを連想させるのではとためらってしまうからです。もちろん、書いてもらった方がよいことは分かっているのです…。ということで、エンディングノートを書いてほしいと伝えるときに気を付けることと、実際に書いてもらうときにどうしたらよいかをまとめてみました。このブログに書いたことを元に両親に話をしてみようと思っています。皆様にもご参考になれば幸いです。
エンディングノートとは
エンディングノートとは、人生の終盤に向けて、自分の思いや希望、必要な情報を書き残すためのものです。親御さんにエンディングノートを書いてもらうことは、親御さんには人生を振り返るよい機会になります(親の雑誌を作成することと少し似ているかもしれません)。
エンディングノートを書いてほしいと伝えるときのポイント
1.エンディングノートを書く意義を知る
親御さんにエンディングノートを書いてもらう前に、家族がエンディングノートを書く意義を理解します。親御さんから「エンディングノートは書きたくない」と言われたときに、こんな理由から書いてもらいたいと説明するためです。エンディングノートは遺言書とは異なり、以下のような役割があります。
・自分の人生を振り返り、整理する機会になる
・家族や大切な人々への感謝や思いを伝える手段になる
・終末期の医療や介護に関する希望を明確にできる
・財産の分配や葬儀の希望などを記録する
・家族間のコミュニケーションツールになる
2.伝えるタイミング
次にいつエンディングノートを書いてほしいと伝えるかです。以下のような機会を活用すると比較的スムーズにいきそうです。
・家族の誕生日や記念日など、家族が集まる機会
この場合、他の家族に事前に相談し、みんなでエンディングノートを書いてほしいと思っていると伝えるのもいいと思いました。
・親御さんが前向きな気持ちでいるとき
伝えるときは、ただエンディングノートを書いてほしいと伝えるだけではなく、「1. エンディングノートを書く意義を知る」を参考にしながら目的や意義を説明する。
せっかくなので親御さんにも書くことを楽しんでもらいたいですよね。なので、次のことも伝えるとさらによいのかなと思います。
・エンディングノートを使って、希望を家族に伝えてほしい
・子どもや孫のことを考えて書いてもらえるとうれしいと伝える
・親御さんに書いてもらうだけでなく、家族でエンディングノートを書くことを提案する
一緒に書くことで、親御さんの負担を軽減できます。一人で考えながら書くことって難しいときもありますよね。また「家族でおしゃべりしながら書いてみない?」と提案することで、親御さんが感じているハードルの高さを軽減できるかもしれません。また、話しながらエンディングノートを作る時間は家族のコミュニケーションを増やすことにもなります。
3.エンディングノートを用意する
親御さんから了承を得たら、エンディングノートを準備します。市販のものがたくさんありますし、ウェブからダウンロードできるものもあります。
参考:法務局が作成しているエンディングノートはこちら
最近では、100円ショップでも取り扱っているので、お手軽に用意できそうです。
4.書くべき項目を親子さんと一緒に埋めていく
市販のエンディングノートには項目が書いてあるので、簡単な項目から埋めていくとゲーム感覚で進められるのかなと思いましした。フリースペースもあるので、親御さんの思い出や楽しかったことを聞いて書いておくのもいいですね。親御さんによってはすぐにお疲れになる方もいると思うので、定期的に少しずつ書いていけるといいなと思います(自戒の念を込めています)。
5.気を付けたいこと
・親御さんの感情を大切にする
エンディングノートを書くことで、過去のことを思い出し辛い気持ちになる方もいるかもしれないです。親御さんの様子には気を付けたいものです。
・感謝を伝える
エンディングノートを書き終えたら、「書いてくれてありがとう」などの感謝の気持ちを伝えると、親御さんに書いてよかったと思ってもらえますよね。
まとめ
高齢の親御さんにエンディングノートを書いてもらうことは、簡単ではないかもしれません。ですが家族で話ながらエンディングノートを書くことにすると、話をするプロセスから親御さんの考えに触れたり、理解するキッカケになるのかなと思いました。
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