親の雑誌ブログ

自分史をプレゼントされる親って、どんな人?

自分史プレゼントが普通に

自分史をプレゼントされる親

最近になってようやく、自分史を親にプレゼントすることが特殊でない、普通のことになり始めていると感じています。普通のことというのは日本人の大半がやっているという意味ではなく、特別な職業だったり、特殊な少数派の親御さんでない「普通の方」が自分史を作る、専業主婦の方でも自分史を残すということが価値があるという事です。ようやく、そんなことが知られ始めたのかなという手ごたえを感じています。

さて、そんな自分史プレゼントですが、親御さんが何歳の時に送ればよいのでしょうか。私たちのお客様には、還暦のお祝いに送られる方、まだ70代だから早すぎる、と感じる方もいらっしゃれば、あとで作ろうと思っていたら病気で体調を崩してしまい、あの時申し込んで入れば、という方もいらっしゃいます。一方ではお元気で、夫婦で90歳を超えて作る方も、いらっしゃいます。
たしかに、まだまだお元気でお仕事などをされている方に、「あなたの人生そろそろ終わりだからまとめてください」とは言いにくい気も、少ししますよね。

自分史プレゼントのタイミングはいつがベスト?

ではいつがいいのか、考えてみました。

まず内容のことを考えると、歳による変化は、あります。例えば年をとるとお話の内容が深くなるというのを感じます。もちろん各世代の時代背景はあり、例えば戦争体験の有無などもありますが、そうした事実関係とは別に、昔の振り返り方の変化があるなと思うわけです。例えば70代の方だと、まだまだお元気であるため、「もっとあれをしたい」「いまやってるこれが楽しい」という感じだったりします。80代になると、そろそろ今まで通りに行かないことが出てきて、「孫の成長が楽しみ」「いま夫婦で2人居られるからいい」などとなります。90代になると、さらに進んで、今はご飯もおいしく食べられないし旅行に行く元気もないけど、「もうなんでもいいから有難い」「生かせてもらえたことが幸せ」となります。90代には90代にしか話せないことがあるなあと感じます。
一方で、では70代の話しは面白くないかというとそんなこともなくて、やはり前向きな時なお気持ちには、その時しか出てこない力強さや家族への愛情がしっかりあって、これもまたいいなあと思います。

自分史プレゼントのタイミングを延ばすリスク

一方で、加齢に伴って、当然ですが体調を崩すリスクが高くなってきます。
普通に考えると、元気度合いというものは、だんだん下がっていくものと思いますよね。実はそうではなくて、階段状にがく、がくと下がっていきます。例えば転んでしまった、ちょっと風邪をひいた、などをきっかけに1か月くらいでみるみる親の様子が変わってしまったという声をよく伺います。
ですから、今元気だから、もう少し様子を見よう、5年後くらいに作ればいいかというのは、個人的にはあまりお勧めできません。

親の加齢と元気度

もう一つ、自分史プレゼントが持つ大きな価値として「親子の関係をよりよくする」があります。親の今までや思いを知ることで、お互い言いにくかったことが言えたり、今までより感情的になるのを抑える効果があったりするのですね。そう考えると、親子で一緒にいられる時間がなるべく長いとき、つまり早めにプレゼントしたほうが効果をより得られることになります。
そんなわけで思い立ったが吉日、早めに贈り物をするのが良いと思います。

つまり、

「作ろうと思ったときが自分史プレゼントのよいタイミング」

だと、断言します!

株式会社こころみ社長 神山晃男

投稿日:2018年05月18日