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親の雑誌ブログ

取材担当者が自分の『両親の雑誌』を制作しました【第3回/全3回】

カテゴリー:ブログ

投稿日:2024年07月10日(最終更新:2024年07月10)

親御様が取材担当者と話をするだけで、文章が完成する『親の雑誌』。「傾聴をベースにした独自方法論」を身につけた取材担当者がお一人おひとりのお話をお伺いします。そんな取材担当者の1人が自身の『両親の雑誌』を制作しました。なぜ制作しようと思ったのか、制作中、雑誌完成後に感じたことなどをご紹介します。

目次
<取材担当者が自分の『両親の雑誌』を制作しました>
1回目:『両親の雑誌』を作ろう! 公開中

2回目:事前準備と取材のこと 公開中

3回目:原稿確認と完成後のこと←今回はここ

 

 私は、2017年から『親の雑誌』の取材に携わっています。担当する取材の回数が増えるごとに、だんだんと、自分の『親の雑誌』を作りたいという気持ちが芽生えてきました。そして2023年、実際に『両親の雑誌』を制作しました。今回はその時のことを思い出しながら、利用者の立場から『親の雑誌』を作る中で感じたことをご紹介させていただきます。

■原稿確認


取材からしばらくして、文字原稿が送られてきました。まず私が気になるところを直してそれを両親に見てもらい、両親が修正を入れるという形にしました。赤字の入った2人の修正原稿を見ると、2人が大切にしていることが浮き彫りになったように感じました。

母は、友人や趣味や飼っていた犬のこと、造船業であった父は、仕事で造った船のことを多く追加修正していたからです。その時に、これは「私のため」の雑誌であるだけではなく、「両親が残しておきたいことを残せる」雑誌になるな、と思いました。

修正原稿をこころみに戻すと、今度は写真なども配置して雑誌の形に整えた「デザイン校正紙」が郵送で送られてきます。それを見ると、いよいよ雑誌になるのだな、というワクワク感が出てきました。

デザイン校正紙における雑誌内の写真の配置は、こころみの編集者に一任する形となります。写真を渡す時に、「いつ」「どこで」「誰と」「何を」撮った写真なのかを明確に伝えられていれば、適切に配置することができるのですが、伝えた情報が足りないと、申込者からしてみれば「なんでこの写真がここに?」というものが出てくる可能性が高くなるかもしれないと思いました。

『親の雑誌』では、申込者もまた「編集者」となりますので、ここが編集の腕の見せどころ! 固有名詞の誤字や写真の配置をしっかりと確認して、こころみに伝えます。わが家の父には、編集のこの作業も楽しんでもらえたようでした。さてあとは、雑誌の完成を待つだけです。

■完成品到着


12月。いよいよ完成原稿が私のもとに送られてきました。年末の帰省の際にそれを持って帰省し、両親の前で箱を開けました。2年前の病室で、きっと残そうと持ったものが実際に手元にやってきて、ほっとした気持ちが強かったように思います。

家族みんなで読んで、両親は3部ずつ手元に残し、あとは孫たちに配ってくれました。実は、この雑誌の完成を楽しみに待っていた1人が、両親の孫にあたる私の娘です。まだ小学校2年生の娘にとって、おじいちゃんおばあちゃんの生まれたころの話というと、身近なおとぎ話のような感覚なのかもしれません。大きくなった孫たちが、自分のルーツを探る一助となったものを残すことができるのも、『親の雑誌』の魅力なのだなと再確認しました。

さらに今回「両親の雑誌』を一度に作ったことで、私が特に面白いと感じたのは、2人が経験してきたことについて、双方の視点で話を聞けたことでした。父には理由のわからなかった母の行動の理由が聞けたり、母がよく記憶していることを父が覚えていなかったり、複数の視点から過去を聞くことで、二次元の過去が立体的になるような感覚を覚えました。これは、『両親の雑誌』ならではのことかもしれません。

『親の雑誌』の最後のページには、家族からのメッセージを載せることができます。今回は、私が父と母へのメッセージを書いて、それぞれに載せました。デザイン校正紙を確認する段階で、両親もそれを読むことができたのですが、私はあえて完成までその部分は隠しておいて、完成した雑誌で初めて、両親が私からのメッセージを読めるようにしました。それも、サプライズとして喜んでもらえたようです。

正直なところ、母はこの雑誌では、自分の人生の表面しかわからないと思っているようでした。取材時間の制限(対面での取材は約2時間、電話取材は20分×3回)があったことはもちろん、「第三者に話す」ことで取り繕って語った部分があるからでしょう。けれど完成してみると、「生まれたころからの写真を見たり、思い出したりして、人生を振り返れた。作ってよかったよ、ありがとう」と言ってもらえました。

父はもちろん、母も自分の雑誌をいろいろな人に見せて、紹介してくれているようです。母がある時、友人に「Vol.1って書いてあるけど、Vol.2もあるの?」と聞かれたと言っていました。(『親の雑誌』では、雑誌の表紙に『Vol.1』と入れています)「それでなんて答えたの?」と聞くと、「今の人は100年生きるからね。70歳でVol.1を作ったんだから、あと30年あるでしょう。これから人生も変わっていくだろうし、Vol.2も作りたいわ」と電話で言っていたのが印象的でした。今も闘病中の母からそんな言葉が聞けただけで、作ってよかった、と私は心から思いました。

両親のけんかは、雑誌完成後も頻度はあまり変わらないようです。2人の互いへの気持ちの再確認のために、という目的もあって制作を開始した『親の雑誌』でしたが、これは私の余計なお世話だったのでしょう。2人には2人の歴史があるのだから、互いの気持ちも十分承知しているのかもしれません。その上でけんかして、譲歩して、日々を過ごしていった先に、今の2人があるのだと、今回の雑誌制作を通して改めて感じたのでした。

 

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『親の雑誌』のご紹介~親御様の想いと言葉が詰まった、世界に一つの宝物~ 親の雑誌3冊

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  • ・銀婚式・金婚式
  • ・退職・退任祝い
  • ・日ごろの感謝をこめて

「親の雑誌」だからこそできる経験があります。

  • ・親が担当者と話をするだけで文章が完成します
  • ・親子で写真を選ぶことで、一緒に思い出を振り返ることができます
  • ・完成した「親の雑誌」を嬉しそうに手に取る親の顔を見られます
  • ・親の人生を知り、感謝や尊敬の気持ち家族との繋がりを実感できます
  • ・完成した「親の雑誌」は、いつまでもあなたのそばで親の気持ちを伝え続けます

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