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【ブログ】インボイス(適格請求書)制度|何をどうすればいい?

カテゴリー:ブログ

投稿日:2023年04月28日(最終更新:2024年03月04)

2023年10月1日からインボイス制度が始まります

2023年10月1日からインボイス制度が始まります。
当社こころみでも、お取引先さまにインボイス番号をお伝えしたり、お仕事を一緒にしているコミュニケーターさんやデザイナーさんなどフリーランスの方にインボイス番号についてご案内をしています。インボイス制度について、国税庁の「特集インボイス制度」のサイトには以下のように記載されています。

令和5年10月1日から、消費税の仕入税額控除の方式としてインボイス制度が開始されます。適格請求書(インボイス)を発行できるのは、「適格請求書発行事業者」に限られ、この「適格請求書発行事業者」になるためには、登録申請書を提出し、登録を受ける必要があります。

簡単に言ってしまえば、「国が、みんな(会社や個人)から、消費税をきっちり集めるための方法(制度)」です。今までは消費税を納税しなくてもいい場合があったんですね。初めて知りました。年間売り上げ1000万円以下の「小さな商売をする方」は国などに納めなくてよかったんです。その例外が今回なくなってしまう。この制度変更についてはいろいろご意見はあると思いますが、今回はその是非には言及せず、ざっくりと以下をお伝えします。これから申請されるコミュニケーターさんや、フリーランスの方のお役に少しだけでも立てるといいなと思っています。私も今回インボイス制度に登録いたしました。そこで得た知識も合わせてお伝えします。ただし、正確性について保証できるものではありませんので、実施にあたっては専門家にご相談いただくか、ご自身の判断で手続きを進めていただければと思います。

トピック

インボイス制度とはどういう制度?

インボイス制度に登録するとどんなメリット・デメリットがあるの?

インボイス制度には、いつまでに登録が必要なの?

インボイス制度は、どうやって登録申請するの?

なお、最初にお伝えしますが、インボイス制度は、2023年9月30日までに登録申請をすれば間に合います!以前は2023年3月31日が締め切りになっていましたが延長されました。

この記事に記載されています ▶︎国税庁「インボイス制度が始まる令和5年10月1日から登録を受けるためには、いつまでに登録申請書を提出すればよいですか。」

とはいえ、マイナンバーカード導入の際、マイナポイントをもらえる期限直前の登録がワタワタしたように、登録される方は、早めの登録申請をされるがいいのかなと思います。


インボイス制度とはどういう制度?

■インボイス制度とは

インボイス制度とは、令和5年10月1日以降に、国が認めた請求書を使う決まりのことです。
「インボイス」=「適格請求書」で、これが国が認めた請求書のことです。

詳しくはこちら▶︎国税庁「インボイス制度の概要」
▶︎政府広報オンライン「令和5年10月からインボイス制度が開始!事業者が進めておきたい準備とは?」

■前は消費税はどう納税されていたの?これからはどうなるの?

2023年9月までは、年間売上1000万円以下の小さな商売する人は消費税を免税されていました。

2023年10月以降は年間売上1000万円以下の小さな商売する人は以下の3パターンになります
A.消費税をおさめ、取引先も消費税分支払いが認められる
B.消費税をおさめない。取引先は消費税分支払いが認めらないため、消費税分を支払われない可能性がある
C.消費税を納める必要がないが、取引先は消費税分支払いが認められる(一部の場合もあり)
Aを目指す方がインボイス制度に登録申請する方になります。Bを選択する方もいらっしゃると思いますし、業容によってはCを選択することも可能です。ぜひ国税庁のHPなどで調べて、自分にふさわしいものを探してください。

■誰が消費税を納めていたの? それは2種類の事業者があるんです

・1000万円以下=免税事業者
消費税を支払ってもらっているけど、国などに納めなくていい事業者のことです。「益税(消費者が支払った消費税が国や地方自治体に納められず、事業者の手元に合法的に残ること:コトバンクより)として免除されていました。
2023年10月以降も免税事業者でいることは可能ですが、取引先によってはお仕事ができなくなってしまう可能性があります。

・1000万以上=課税事業者
この方たちは今までと特に変わらないですが、インボイス課税事業者の登録番号を取得する必要があります。ちなみに、こころみの適格請求書発行事業者登録番号は、T3011001095455です。
公表サイトがあるのでここで検索してみてくださいね。
国税庁「適格請求書発行事業者公表サイト」

■具体的になにが変わるの?

大きく変わるのは請求書です。
2023年9月までは、どんな請求書でもOKだったんです。でも、2023年10月以降は、国が認めていない請求書では消費税が経費にならないことになりました。インボイス制度に登録していない人から請求書をもらっても、会社は消費税が経費にならないので、その請求書だと困っちゃうのです。

たとえば、こんなイメージです。(あくまでイメージです)
こころみが11000円でお仕事を受けたとします。
その記事をライターさんに4400円で書いてもらいます。
こころみは最初に1000円の消費税をもらいました。
そしてライターさんに400円の消費税を払いました。
そのため、国に差額の600円の消費税を納めます。

しかし、もしライターさんがインボイス制度に登録していない場合、ライターさんに400円の消費税を払ったつもりでも、消費税を払ったと認められず、国に1000円の消費税を納めなければならなくなります。(正しくは課税事業者は免税事業者との取引において仕入税額控除ができなくなる、と言います)こころみは、インボイス制度に登録していない人にお仕事を依頼すると400円損してしまうので、「インボイス制度に登録している方にお仕事をお願いする」意向を持ちやすくなる可能性があります。あるいは、会社が負担することになる消費税分を値下げするよう交渉されるかもしれません。

どんな請求書を作成すればいいのかは、会計ソフトのウェブサイトなどでご確認くださいね。

▶︎弥生会計「インボイス制度とは?請求書の変更点や対応方法、注意点を解説」
▶︎Freee「適格請求書とは?記載項目や保存期間、適格簡易請求書との違いについて解説」


インボイス制度に登録するとどんなメリット・デメリットがあるの?

今まで免税事業者だった人たちのデメリットとメリットを紹介します。

■デメリット

消費税の納税の分だけ手取りが減ってしまう
消費税の申告のための事務処理が煩雑になる

■メリット

適格請求書発行事業者としか取引しない企業と取引できる
消費税分を支払ってもらえる

■今後のお仕事の方法3つ

今後、免税事業者だった人たちは、以下のお仕事方法になります。
・適格請求書発行事業者に登録して、お仕事
・適格請求書発行事業者の登録をしないで今までの取引先とお支払いについて相談
・適格請求書発行事業者の登録をしないで、この登録が必要ない取引先とお仕事する


インボイス制度には、いつまでに登録が必要なの?

■インボイス制度登録開始

2023年10月1日からインボイス制度スタートします。
登録申請スタートは2021年10月1日でした。

■いつまでに申請が必要?

文頭に記載しましたが、令和5年9月30日までに納税地を所轄する税務署長に登録申請書を提出する必要があります

■申請してから登録されるまで、どれくらいかかる?

登録申請書を提出されてから登録通知までの期間
・e-Tax提出の場合 約3週間
・書面提出の場合 約2カ月

マイナンバーのように混む可能性があるので、早めに実施しましょう。登録は、結構いらいらいらいらいらいらいらいらします。(しました)


インボイス制度は、どうやって登録申請するの?

私も、登録してみました。私がやった、パソコンでの申請方法をご紹介しますので、それ以外の方は、以下のURLをご覧ください。

▶︎スマホやタブレットで申請
▶︎紙で申請

私はe-taxで確定申請なども今後パソコンから行うと考え、パソコンから登録しましたが、兎にも角にも登録という方は、スマホから行う方が簡単そうだなと振り返って思います。パソコンから行うとe-taxの「利用者識別番号」を取得するステップがあるのですが、スマホだとそれが不要なためです。
▶︎国税庁「登録申請はスマートフォンからが便利」

では「パソコン」で「インボイス登録」する方法です。

■用意するもの
・パソコン
・スマホ
・マイナンバーカード
・マイナンバー登録した時の番号たち

■私のパソコン環境・スペック
・パソコン macOS Monterey(プロセッサはintel)
・ブラウザ Safari バージョン16.4
・マイナンバーカード 取得済み
・スマホ iPhone12

やる気が失われるポイントがやたらとありますが、そこをできるだけぼやかないように記載します。1時間くらいあれば終わるはずですが、、、なんだかとても疲れる作業ですので、ゆったり時間がとれる時に和やかな心で臨むのがよさそうです。

まず、e-taxの申請用サイト「e-Tax WEB版」に行きます。先ほどの用意するものを必ず用意しておいてください。
▶︎e-Tax WEB版のサイト

パソコンで登録するステップは以下です。

1、利用者識別番号の取得
2、登録申請データの作成と送信
3、登録通知データの確認
以下の「マニュアル」にめちゃくちゃ詳しく書いてあります。詳し過ぎて、28ページあります。
▶︎国税庁「適格請求書発行事業者の登録申請データ作成マニュアル〜e-Taxソフト(WEB版)ver.〜」

1、の前に「0」があります。

0、使っているパソコンのOS、ブラウザ、拡張機能の確認

「e-Tax WEB版」はソフトを入れなくてもいいのですが、使っているパソコンのOS、ブラウザに対応した「事前準備セットアップ」ツールである「拡張機能」をパソコンにダウンロードした上でご利用する必要があります。
そのため、以下必ず行ってください。
・ブラウザの推奨環境を確認して対応させる
・事前に拡張機能をダウンロードして入れる
問題があるかは「e-Tax WEB版」にアクセスしたときに表示されるのでわかります。事前準備セットアップ等を行わずにe-Taxソフト(WEB版)を使うと正しく動作しません。拡張機能は入れた後にブラウザの再起動が必要で、ログインもしなおす必要があります。面倒になってしまうので、先に入れましょう。

▶︎拡張書式
▶︎拡張書式の利用手順
Safariの「環境設定」→「機能拡張」で「e-Taxソフト(WEB版)」のチェックボックスにチェックを入れます。再起動したら、設定完了です。1に進みましょう。

1、利用者識別番号の取得

パソコン画面の「初めてe-Taxをご利用される方へ」から、「利用者識別番号」を取得できるので、ここから進んでいきます。「提出先税務署」の記入も必要です。検索できる仕様です。15分くらいかけて登録ができ、「利用者識別番号」をゲットしました!
ともかくさきほどのPDFを見ながら行えば大丈夫です。
▶︎再びのマニュアル(先ほどと同じものです)

2、登録申請データの作成と送信

そして、「電子登録」も行います。
スマホを使います。スマホに「マイナポータル」のアプリを入れ、電子登録をします。ウェブ上のQRコードをマイナポータルの「QRコードを読み取る」ボタンを押して読み込みます。スマホで、マイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号を入れて、スマホでスキャンします。するとウェブに電子証明書登録(審査中)となります。

ウェブの、メインメニュー>新規作成>操作に進む、を押します。基本的にマニュアルどおりです。申請内容の入力から「個人番号」=「マイナンバー」を入力します。「電子署名の付与、受付システムへの送信」で、またもスマホとマイナンバーカードの登場です。署名と送信がおわったら申請は完了です! 登録通知データが来るのを待ちます。

3、登録通知データの確認

それから2週間がが経ちましたが、申請が通るまで3週間と記載されていたのでもう少し時間が必要そうです。申請が通ったかの確認は、e-Tax WEB版のサイトにログインして、送信結果のお知らせから、「適格請求書発行事業者通知書」が届いたか確認できるみたいです。
どんなものが届くのかと言うのもマニュアルに記載されています。ゆったりと待ちたいと思います。

長い記事になりましたが、自分史作成サービスの『親の雑誌』を一緒につくっている「コミュニケーターさん」「デザイナーさん」などお仕事を一緒にさせていただいているみなさま、そしてこの記事を読んだ方が、もしインボイス番号を申請・登録されるときに少しでもお役に立てるといいなと思っています。

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